Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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埼玉・朝霞圏幹部会 正法の清流守る「和合僧」を

1988.5.8 スピーチ(1988.1〜)(池田大作全集第70巻)

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26  妙法の″幸の泉″を満々と
 最後に再び朝霞の地に触れておきたい。
 朝霞は、いにしえから″水″にゆかりのある天地である。わき水をたたえ、その名も「泉水山せんずいやま」と呼ばれる地からは縄文時代の集落の遺跡が発掘されている。また、平安時代には台地のがけ下にわき出る泉の「広沢の池」を中心に開墾が進んだとも伝えられる。
 さらに、江戸時代になると市内を流れる「黒目川」の水で水車を回し、米つきや粉ひきが始められた。豊かな緑と水の流れ、川に沿って設けられた水車小屋――何とも優雅な武蔵野の詩情あふれる場面が目に浮かぶようである。
 そしてこの水車動力を利用して、有名な伸銅(銅の加工)が行われるようになった。今でも朝霞では伸銅工業が続いている。また現在、利根川を水源とする朝霞浄水場もあり、都民の水の供給地となっている。(朝霞の歴史については朝霞市教育委員会編「朝霞市 歴史道」、同「郷土朝霞」、「新編埼玉県史」等による)
 どうか朝霞の皆さまは、めども尽きぬ妙法の″幸の泉″から無量の福徳をわき出させていっていただきたい。そしてこれからも、埼玉第一の清らかな信心の模範の圏として前進されんことを念願して、私のスピーチを結びたい。

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