Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第3回本部幹部会 広布支える婦人部を大切に

1988.4.1 スピーチ(1988.1〜)(池田大作全集第70巻)

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22  最後に、「むしろ三枚御書」の一節を拝したい。
 「いわうや日本国は月氏より十万より余里をへだてて候辺国なる上・へびすの島・因果のことはりわきまえまじき上・末法になり候いぬ、仏法をば信ずるやうにてそしる国なり、しかるに法華経の御ゆへに名をたたせ給う上・御むしろを法華経にまいらせ給い候いぬれば
 ――ましてや日本国は月氏(インド)より十万余里もへだてた辺国へんこくであるうえ、夷(未開の人々)の島であり、因果の道理もわきまえそうにない衆生が住み、そのうえ末法である。仏法を信ずるようでいて実はぼうじている国である。しかるに(そのような日本にあって)法華経のために名を世に立てられたうえに、御莚を法華経に供養されたのであるから、その功徳は計り知れない)――と。
 ここで大聖人は、日本が「仏法をば信ずるやうにてそしる国」であることを指摘され、その日本で広宣流布に励みゆく功徳は絶大であると仰せになっている。この御文のごとく、日本における広宣流布の進展は、まことに深く重要な意義をもっているといってよい。
 学会は、この御文の通りに広布一筋に″名を立て″まい進してきた。その発展の姿を、大聖人はどれほどかお喜びくださり、またおめくださることであろう。
 とともに、今回、多くの海外の同志が総本山に登山・参詣し、御霊宝虫払ごれいほうむしばらい大法会に参列される。そうした海外の方々の、さまざまな悪条件下での弘法・弘教の実践もまた、同じ法理のうえから、無量の福徳が輝きゆくことは間違いない。
 つい最近のことだが、学会に深く注目している、ある識者の方が語っていた話をうかがった。その方の近所にも、友人にも何人かの学会員がいるようである。
 その人は「世界の平和と文化と、そして社会に対する学会の貢献は非常に大きい。瞠目どうもくすべきことである。学会は利害を超越して、仏法運動、平和運動を展開している。素晴らしいことだ」と讃えていたという。
 見ている人は、正しく学会を見、評価している。今、日本各地に、また世界各地に、そうした人々の声が幾重いくえにも広がっている。これは厳然たる事実であり、広宣流布の一つの実証といえる。
 ともあれ、近年、秋谷会長を中心に、最高幹部である県長・県婦人部長の方々の活躍と成長の姿は実に頼もしく、うれしい。牧口先生も、戸田先生もどれほどかお喜びであろうと、私は強く確信してやまない。
 どうか、「月月・日日につより給へ」の御聖訓のままに、これからも一段と、「法」のため、「人」のため、「平和」のために″素晴らしき前進″への「指導」と「指揮」をお願いしたいと申し上げ、本日のスピーチとさせていただく。

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