Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第1回多摩川圏記念総会 人生の凱歌を信心で飾れ

1988.2.28 スピーチ(1988.1〜)(池田大作全集第70巻)

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14  深大寺用水を手がけた名主・富沢松之助のように、人々のために一生懸命尽くそうとすれば、必ずといってよいほど嘲笑ちょうしょうし、軽蔑する人間が出てくる。ある意味で世の中は冷たいものだし、人の心はこわいものだ。
 学会も、これまで、どれほど嘲笑と迫害の嵐にあってきたことか。しかし、それらの烈風を前進への追い風として、今日の未曽有の発展をなしとげてきた。この事実こそ、私どもの信心、広布の実践が正しかったことの確かなる証左である。そして、我々を軽蔑し、非難して、退転していった卑劣なやからは、仏法の厳しき因果を証明するごとく、あわれな人生の末路となっていることも事実である。
 ともかく、松之助は、さまざまな苦難を乗り越えて、用水事業を完遂する。人々は最大の感謝をもって功績をたたえ、その名を後世に残した。
 広宣流布という未聞の大事業にあっても、皆さま方の日々の労苦はまことに地道であるかもしれない。また歴史の表面には出ないかもしれない。しかし、これ以上の未来への貢献の道はないし、三世永遠の旅路の中で、必ずや自分自身を飾り、凱歌と満足の人生となっていけるにちがいない。
 その妙法の厳然たる因果律を深く確信し、一段と清らかな信心を貫いていただきたいと申し上げ、本日のスピーチとさせていただく。

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