Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第1回香港青年部合同総会 ″民衆の時代″の希望の虹に

1988.2.14 スピーチ(1988.1〜)(池田大作全集第70巻)

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9  一昨日、私は久方ぶりに香港の繁華街を歩いた。中国正月(今年は二月十七日)を前に、街には新年を迎える活気が満ちていた。
 街角で目にする正月を祝う言葉からも、新しい年への人々の願いが感じられ、まことにほほえましく思われた。いわく、「迎春接福」「新年進歩」「如意吉祥」(良いことが思いのまま)「龍馬精神」(元気はつらつ)「福寿康寧」(福運・長寿・健康・安寧あんねいであるよう)「恭喜発財」(財産が増えるよう)等々であった。中国の人々の表現力の豊かさに、あらためて私は感銘した。
 ともあれ、幸福は万人の願いである。
 日蓮大聖人は、お正月に門下に与えられた御手紙のなかで、「さいわいは心よりいでて我をかざる」「法華経を信ずる人は・さいわいを万里の外よりあつむべし」と仰せである。
 現実の諸君の生活には、さまざまな悩みがあるであろう。また、それが青春の本然の姿である。しかし、そのすべてを悠然と開き、朗らかな成長への発条バネと転じながら、日々、月々、年々、これ以上ないという「満足」と「価値」ある人生を歩んでいけるのが、この「大法」なのである。これは、私の四十年間の信仰を通し、また多くの諸君の先輩の姿を見て、絶対に間違いのない事実である。
 どうか、ご両親をはじめ、ご家族の皆さまにも、くれぐれもよろしくお伝えください。アジアの天地に新しき平和の虹をかけゆく、我が敬愛する香港青年部の前途を心より祝し、「新年進歩」「龍馬精神」と申し上げ、私のスピーチとさせていただく。

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