Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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東北各部合同研修会 一人の人間として強き勇者に

1987.7.5 スピーチ(1986.11〜)(池田大作全集第68巻)

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20  最後に「御義口伝」の一節を拝したい。
 「自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり所詮しょせん今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る時必ず無作三身の仏に成るを喜とは云うなり
 この御文で大聖人は、真実の「喜び」「幸福」とは、自分もまた他の人も、ともに「智慧」と「慈悲」があることであると御教示されている。所詮、御本尊に唱題する時、必ず成仏することを「喜」というのである、と御指南されている。
 「自他共に」と仰せのごとく、自身も、他の人々も、一地域から社会、一国、全世界も、ともどもに「智慧」と「慈悲」の光で包み、平和と幸福と繁栄へと導く大法が妙法である。
 そのために、一人一人の宿命の″要塞″を崩し、仏界という生命の宮殿を開きゆくのが広布の実践である。それは、最も地道な行動かもしれない。平和への遠回りの道のようにも思えるかもしれない。しかし、最も着実だからこそ、最も堅固にして永久にこわれない建設ができる。この広布の前進にこそ、真実の生命の尊厳と自由を護りゆく″人類の大道″がある。
 以上を申し上げ、諸君の大いなる成長と活躍と健闘を念願し、本日のスピーチとしたい。

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