Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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青年部代表者会議 青春の誓いを生涯貫け

1986.12.27 スピーチ(1986.11〜)(池田大作全集第68巻)

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4  やがて皆さん方は青年部から壮年部へと移行していくのは当然の姿である。人によってさまざまであるが、青年部時代の華やかな舞台から、壮年部の地味な活動の場へと進む場合もある。そのために若干のさびしさを感ずることがあるかもしれない。しかし、その時にこそ、信心を深め、自身を磨いていけるか――ここに大きな分かれ道がある。
 人生は、マラソン・レースのようなものだ。調子の良い時もあれば、悪い時もある。自分が評価されるときもあれば、されない時もある。ともあれ、いかなる立場にあっても、「本有常住」の一念を強くもって、自身の責任に全力で取り組んでいただきたい。その誠実と真剣の行動のなかに、一切が開けていくことを知ってほしい。
 諸君は、若き日に広布を誓い合い、多くの同志とともに金の歴史を刻んでいる妙法の青年リーダーである。諸君にだけは、絶対に退転してほしくない。信心の挫折である退転は、いかなる理由があったとしても、自分自身を、そして自身の青春の誓いを裏切ることになってしまうからだ。それでは、あまりにもみじめである。
 私も、恩師・戸田先生との若き日の″誓い″に、人生のすべてをかけてきた。あらゆる苦難に耐え、信念の道を進んできた。価値ある人生は、青春時代の″誓い″を、生涯貫くところに実現されることを、確信していたからである。今は、全く悔いがない。
 信仰の真髄は、″生涯不退″にある。どうか諸君は、幸、不幸の人生の荒波を経たとして、どこまでも青春の誓いも固く、生涯、求道と不退の大道を歩み抜いていただきたい。

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