Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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各部代表者会議 今を勝て! 勝つことが皆の喜び

2003.8.27 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

前後
1  各部代表者会議の開催、本当にご苦労さまです。確信と希望に燃えて、力強い新出発をお願いします。この数十年間、皆さまが核となって、ありとあらゆる戦いに、勝利の歴史を創ることができました。私は心から感謝しています。
 勝つことが、広宣流布です。負けることは広宣流布を妨げ、魔性を増長させてしまう。
 勝てば菩薩であり、仏の生命である。
 勝てば太陽である。負ければ暗闇になる。
 勝ち抜いてきたがゆえに、学会は、日本はもとより、世界的になりました。その功徳は、法華経に照らし、御書に照らして、子孫末代まで、無量無辺の流れになっていることを、絶対の喜びをもって、確信しなくてはならない。
 「世間は評判。国法は正邪。そして、仏法は勝負。勝つか負けるかである」とは、恩師・戸田先生が言われた厳しい教訓である。
 断じて勝たなければ、広宣流布はできない。断じて勝たなければ、成仏もできない。
 学会のリーダーは「地涌の菩薩」の先頭に立つ、誉れの使命を持った立場です。この自覚を忘れず、誇り高く使命を持ち続けるように、戸田先生は遺言されました。
 皆さまこそ、広宣流布の原動力である。さらに皆さまは、あらゆる地域に入って、大勢の人々に希望と自信を贈りゆく金星であらねばならない。全世界を動かしていく原動力であることを、胸に刻んでいただきたいのです。
2  夢の実現のために、わが道を進め
 あのマハトマ・ガンジーは叫びました。
 「私の夢はけっして実現されないと言われても、私は『可能だ』と答えて、わが道を進むだろう。
 私は非暴力の百戦錬磨の兵士であり、自分の信念を支えるだけの証拠を持ち合わせている。したがって、仲間が一人であろうと多勢であろうと、あるいは、一人もなかろうと、私は自分の実験を続けねばならぬ」(K・クリパラーニー編『抵抗するな・屈服するな――ガンジー語録』古賀勝郎訳、朝日新聞社)
 皆さまが健在であり、「地涌の菩薩」の大精神を忘れずに、団結して「異体同心」でいくならば、学会は、永遠に、栄光と勝利の道を切り開いていくことができる。
 もし幹部が、堕落し、要領よく、ただの官僚主義になっていった時には、全会員の喜びと幸福の人生を破壊し、邪魔をしていく存在になってしまう。断じて、そうであってはならない。断じて、そんな人間を許してもならない。
3  先師・牧口先生は、「弱い者ほど罪をつくる」と喝破された。その通りであります。
 これまで罪を犯し、学会に迷惑をかけた人間も、皆、そうであった。最も尊き使命を果たしゆくリーダーは、最も強くならなければならない。そしてまた、牧口先生は、厳格に戒められた。
 「問題が起こったら、その場、その場で解決しなくてはいけない。問題を放置して残しておけば、必ず事は大きくなる。大きくならないうちに解決しなければいけない」
 この点も、よくよく銘記していただきたい。
 何かあったならば、遠慮なく、勇敢に声をあげていくことです。
 とくに、真剣にして正義の女性の存在が、ますます大事である。
 日蓮大聖人は仰せである。
 「此の経を持つ女人は一切の女人に・すぎたるのみならず一切の男子に・こえたりとみえて候
 すなわち広宣流布に生き抜く女性は、他の一切の女性に勝れているだけではなく、一切の男性にも超えていると説かれているのです。
 「信心強き女性は、広宣流布の柱である。めそめそして、柱が立つだろうか。女王の気位をもって、戦いに臨みなさい」とは、戸田先生の女子部に対する指導であります。
 広宣流布の人生に定年はありません。一生懸命、学会のリーダーとして汗を流し、本部の厳護と学会の発展のために尽くしてくださった方々の尊きお名前は、永久に歴史に残ります。その功労は、永遠に消えないことを誇りとしてもらいたい。
 一生涯、広宣流布に、ともどもに進んでいただきたい。見事なる、模範の人生の総仕上げをお願いします。
4  学会は、偉大なる「発展また発展」を続けている。それゆえに、魔性の人間は嫉み、狂ったように中傷・批判を重ねてきた。すべては、あまりに学会が偉大であり、正義であるので、それを妬んで壊そうとする陰謀に過ぎない。
 御聖訓には、提婆達多のごとく、身口意の三業そろって大悪心をもって、長年の間、法華経の行者を悪口罵詈等する者の罪が、いかに大きいかが説かれている。(御書1042㌻)
 正法には、必ず提婆達多のごとき魔性による撹乱があることは、皆さんがご存じの通りである。しかし、こういう時だからこそ、すべてを勝ち越え、乗り越えれば、もう一歩、大きく発展し、大きく開けるチャンスなのである。どうか、すべてを勝利の方向へ、完勝の方向へと、一切の先頭に立って、乗り切ってもらいたい。
 「開目抄」には、「心地観経」の次の文を引かれています。
 「過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ
 「過去」も、「未来」も、「今この時」、すなわち「現在」で決まる。
 今、勝つことが、過去も勝ったことに通じていく。今、勝つことが、未来を勝つことである。
 誉れある創価のリーダーの皆さんは、一人ももれなく、健康で、長生きして、堂々たる人生の勝利を飾って、永遠の名誉としていくことを祈ってやみません。
 どうか、「強い団結」で、「朗らかな団結」で、そして「執念の団結」で、すべての戦いを勝ち取ってください。
 (創価文化会館)

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