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日蓮大聖人・池田大作

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第二総東京代表協議会 対話から正義が 知恵が 健康が!

2002.7.15 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

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6  肉声こそが最大の言論
 45年前の昭和32年(1957年)の大阪事件。当時のことを、私は小説『人間革命』につづった(第11巻「大阪」の章)。
 7月12日には、東京・蔵前の国技館で「東京大会」が開かれた。戸田先生は叫ばれた。
 「日蓮大聖人の御精神の根本は広宣流布です。その御精神を受け継ぎ、仰せのままに広宣流布をしてきた教団は、学会以外にありません」
 「皆、口ではうまいことをいう。また、立派そうなこともいう。しかし、不惜身命の精神で妙法広布に殉じようとはしない。難を受けなかったということは、本気になって広宣流布をしなかったからです」
 「この学会の信心以外に、大聖人の御心に適う信心などありません。大御本尊のほんとうの功力もありません」
 「仏法の勝負は厳しいぞ。やがて、すべては明確になる。学会に敵対するならば、いかなる者であれ、大聖人様が許しませんよ」
 永遠不滅の師子吼である。
 さらに7月17日、あの中之島の大阪市中央公会堂での「大阪大会」。戸田先生は訴えられた。
 「破折すべきことは徹底して破折していくんです。黙っていれば、世間はそれが真実だと思い込んでしまう。『いかなる事ありとも・すこしもたゆむ事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし』というのが、折伏の精神です」
 「われわれは自分で体験し、学会の真実を知っているんだから、こっちの方が強いに決まっています。言論戦といったって、活字だけじゃありません。肉声こそ最大の言論じゃないか。正義が嘘八百に負けてたまるものですか」
 「世間も学会の真実の姿というものを知れば、偏見に満ちた報道など誰も信じなくなる」
 「各紙が争って学会の真実を、素晴らしさを報道せざるをえない時代がきます。それがほんとうの勝負だ」
 この戸田先生の確信どおりの時代を、私は全魂で開いてきた。
 終わりに、「立正安国論」の一節を拝したい。
 「如かず彼の万祈を修せんよりは此の一凶を禁ぜんには
 社会の不幸をなくすためには、一凶――社会を不幸にする根本悪を断つべきである。邪悪との闘争なくして、広宣流布はないのである。
 お盆に当たり、亡くなられた広宣流布の全功労者、また全同志の先祖代々の諸精霊の追善回向を懇ろに行わせていただいた。
 暑い日が続くので、皆さまは、どうか、「健康第一」で前進していただきたい。
 (八王子市内)

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