Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

全国総県長会議 民衆こそ「言論の自由」の主人公

2002.3.4 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

前後
6  自分が変われば世界が変わる
 このたび、研修で来日されたアメリカ婦人部の方々が、エレノア・ルーズベルト大統領夫人の貴重な自筆書簡とサイン入りの自著を届けてくださった。
 エレノア・ルーズベルト女史は、フランクリン・ルーズベルト第32代大統領の夫人。世界的な社会活動家、平和活動家として、今なおアメリカで最も尊敬されている女性の一人である。
 エレノア夫人は、こうつづっている。
 「人にやる気さえあれば、自分を作り変えることも、自分の世界を作り変えることも、できる」
 「恐怖と正面から対決する度に、人には力と勇気と自信がついてくる。そして、『この恐ろしいことが切り抜けられたのだから、次にどんなことが来ても大丈夫だ』と言えるようになる」(『生きる姿勢について』佐藤佐智子・伊藤ゆり子訳、大和書房)
 ブラジル文学アカデミーのアタイデ総裁は、エレノア夫人とともに「世界人権宣言」の採択に尽力された。総裁と、彼女の尊き人生について語り合ったことは、忘れ得ぬ思い出である。
 広宣流布の行動に無駄はない。折伏のための苦労には、絶対に無駄はない。
 皆さま方も、思うように折伏が進まず、悩む場合もあるにちがいない。しかし、それ自体が、人を救わんがための偉大な悩みである。
 まさに「煩悩即菩提」であり、その悩みのなかに、仏に通ずる深い深い慈悲が光っている。
 御書には、「仏になる法華経を耳に触れるならば、これを種として必ず仏になる」(552㌻、通解)との法理が厳然と示されている。
 春3月、私たちの「勇気の声」で、「希望の対話」で、人々の心田――心の大地に「仏の種」を蒔きながら、「平和と幸福の安全地帯」を大いに広げてまいりたい。
 新出発の女子部に、
  厳寒に
    勝ちて薫らむ
      梅の花
  青春を
    思いきり咲け
      寒桜
 と句を贈りたい。
 お帰りになられたら、何よりも大切な、尊き同志の皆さま方に、くれぐれも、よろしくお伝えください。特に、病気と闘っておられる同志のことは、私も毎日毎日、一生懸命、平癒と健康長寿をご祈念しております。ご家族の方々にも、心からのお見舞いのご伝言をお願いいたします。
 また、火災や交通事故が絶対にないよう、「さきざきよりも百千万億倍・御用心あるべし」の御聖訓通り、「無事故即勝利」の前進を頼みます。
 いかなる世の乱れにも、無量無辺の仏天よ、わが同志を守りに守りたまえと、私も真剣にお題目を送り続けてまいります。来月、また元気に、お会いしましょう!
 (創価文化会館)

1
6