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日蓮大聖人・池田大作

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21世紀使命会研修会 正義に生きぬく模範を示せ

2000.7.23 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

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1  私の信頼する「二十一世紀使命会」の皆さま!
 また、いつも本当にお世話になっている、壮年部・婦人部の「育成部長」の皆さま方!
 そして、若き頼もしき学生部の「教育部スタッフ」の方々!
 二十一世紀の創価学会の建設のために、人知れず、一軒また一軒、題目を唱えながら、足を運ばれ、大切な未来部を、一人また一人、激励してくださっている神々しき皆さま方に、私は、心からの感謝と敬意を申し上げます。誠に誠に、ありがとうございます。
 指導者の果たすべき責任とは、第一に、次の世代の人材の流れを、作り上げていくことであります。皆さま方こそ、その最も重大な課題に、真正面から取り組んでおられる、最も崇高な人間指導者であり、人間教育者なのであります。
 例え、だれが褒めなくても、日蓮大聖人の冥の照覧は、絶対であります。
 どうか、有名な「一生成仏抄」の一節「皆我が一念に納めたる功徳善根なりと信心を取るべきなり」を、今日も、晴れ晴れと拝しゆく皆さま方であってください。
2  ご存じの通り、私は、キューバの独立の英雄ホセ・マルティをめぐって、マルティ研究の第一人者と対話を続けてきました。語らいは、一冊の対談集となって発刊される予定であります。
 嵐のような革命闘争の連続の中で、このマルティが、心を砕き、力を注いだことは、何であったか? それは、未来永遠の勝利のために、「子どもたちを育てる」ことでありました。詩人でもあった彼は、『黄金時代』という、子ども向けの有名な雑誌も出版しています。
 マルティは、縁する、どの子どもたちも、わが子のごとく慈しみながら、等しく、全魂の愛情を注いでいったのであります。
 このマルティが繰り返し教えたことは、「正義に生き抜け!」という一点でありました。
 彼は、釈尊の生涯を通して、子どもたちに語りかけております。
 “人間には醜(みにく)い面がある。しかし、それに負けてはならない。人に尽くす、大きな喜びのある生き方をせよ! 正しきことを為す喜びを知り給(たま)え!”(「アメリカの子供たちに――『黄金時代』柳原孝敦・花方寿行訳、『ホセ・マルティ選集』1所収、日本経済評論社、参照」)――と。
 そして、何よりもまず自分自身の行動をもって、その正しき生き方の模範を示していった。まさに、わが使命会の精神であります。
3  祈りに祈れ!「出でよ! 広布の大人材!」と
 蓮祖は「法自ら弘まらず人・法を弘むる故に人法ともに尊し」と仰せであります。
 令法久住は結局、どれだけ新しい人材を見つけ、どれだけ新しい人材を育てていくかで、一切が決まります。
 今、子どもたちを取り囲む時代の闇は、あまりにも深い。だからこそ「わが地域から、広布の大人材よ、陸続と躍り出よ! わが眷属から、創価の後継者よ、無限に続きゆけ!」と祈りに祈りながら、今再びの「未来部育成」の大攻勢をお願いします。
 「声仏事を為す」であるがゆえに、一人でも多くの若き友に、心温まる激励の声をかけてあげてください。二十一世紀の指導者たちの生命に、深い思い出を残しながら、生き抜く希望と力を、贈っていただきたいのであります。
 一人立つ皆さま方の、その真剣なる祈りと行動こそが、創価学会の威光勢力を倍増し、そして、広宣流布の新しい勝利の大道を切り開いていくことは、絶対に間違いありません。
 どうか、久遠からの不思議な約束で、今、この時に巡り合わせた未来からの使者たちの薫陶を、私とともに、万事よろしく、お願い申し上げます。
 結びに、新世紀の偉大な開拓者であられる、大切な大切な皆さま方が、ますます、ご健康で、ご多幸で、そして、福運に満ち満ちた栄光の人生であられるよう、深くお祈り申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。
 どうか、各地域のわが未来部員に、くれぐれも、よろしくお伝えください。

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