日蓮大聖人御書|池田大作著書|御書検索|スピーチ検索

1 　親愛なる皆さま、明けまして、おめでとうございます。
　陽光燦と輝く創立七十周年の新年を、栄光と勝利で迎えることができまして、私は、大切な大切な一千万の会員の皆さま方とともに、心から喜び合いたいと思います。本当に本当に、ありがとうございます。
　今年、西暦二〇〇〇年は、うれしくも戸田先生の生誕百周年に当たります。そしてまた「二十一世紀開幕　青年の年」であり、第三の千年への壮大な旅立ちの、晴れやかな門出でもあります。
　今や、わがＳＧＩは新しい世紀に当たり、世界百二十八カ国から「百四十八カ国」に広がったことを謹んでお伝えいたします。地涌の菩薩の同志は、地球上のあの地この地にて、勇敢に戦い、躍動しております。この仏法史上空前の快挙を、御本仏・日蓮大聖人は、いかほど、お喜びくださっているか――と信ずるものであります。
　また、この未曾有の大聖業を担ってくださった偉大なる皆さま方の福運は、御聖訓に仰せの通り、三世永遠の無量無辺の不滅の宝となり、燦々と輝いていくことは、絶対に間違いないと信ずるものであります。
　かのインドのアソカ大王の時代をも凌ぐ、「大仏法黄金の時代」を謳歌し、どうか広宣流布への戦いを、晴れ晴れと、そして地を走る師子王のごとく、天空を舞いゆく鷲のごとく、悠然と戦い、前進していこうではありませんか。

2 　初代・牧口会長は、邪悪との大闘争を、一生涯、敢行されていったのであります。
　先生は「進んで魔の働きをかり出し、これを退治してこそ、幸福と広宣流布がある！」と叫ばれていったのであります。
　我らの師である戸田先生は、牧口先生の殉教に憤然と立ち上がりました。そして、「大勇猛心と大闘争心なくしては、広宣流布はできぬ！」と喝破されました。
　私も、この崇高な学会精神を寸毫も違えず、永遠の歴史に残りゆく五十有余年間、戦い続けてきました。一日も休まず、一歩たりとも退いたことはありません。
　この代々の会長を中心に、異体を同心として戦ってきたからこそ、今日の学会の「二十世紀の奇跡であった」と、世界の識者から称賛される大発展があったのであります。

3 　法華経に勝る兵法なし
　ともあれ、広宣流布に生きる人生ほど尊極なものはありません。
　よく牧口先生が言われた言葉に、「難というものは、まやかしの信仰者を退け、本物の獅子をつくっていくものであると確信していきなさい」と。そう指導しておられました。
　どうか本年も、私とともに「法華経に勝る兵法なし」との勝利の王者の決意と誇りを持ちながら、平和と文化の大道を、胸を張り、足も軽やかに前進していただきたいのであります。
　永遠の歴史に残るであろう、そして人類が夢に見ている、永遠の幸福の大道である「生命の世紀」「人間の世紀」をつくりあげていこうではありませんか！
　大切な人生である。大切な一生である。この人生を、ともどもに断固として戦い、勝ち、朗らかに、たくましく、そして前へ前へと、偉大なる自分自身の勝利のために邁進していこうではありませんか！
　終わりに、私は、毎日毎日、大切な皆さま方のご健康とご長寿を心よりお祈りしております。どうか、一人も残らず全創価学会員が幸福な、そして大勝利の人生でありますよう、祈りに祈ってまいります。各方面そして各地におきましても、連戦連勝をよろしくお願いします。
　最後に、各地の創価学会、万歳！　万歳！　と申し上げて、新年のメッセージとさせていただきます。