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日蓮大聖人・池田大作

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第一回全園地区壮年部長会 師子王の心で断固たる指揮を

1999.11.28 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

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1  歴史的な第一回の「全国地区壮年部長会」、まことに、おめでとうございます。お忙しいところ、また、お寒いなか、本当にご苦労さまでございます。
 わが壮年部は、「広宣流布の黄金柱」であります。なかんずく、各地区の壮年部長の皆さま方こそ、その「柱の中の柱」であり、「要の中の要」の存在であられます。
 新生・壮年部の頼もしきご活躍のご様子は、私も、様々にうかがっております。あの地区でも、この地区でも、壮年部の皆さまが、厳然と立ち上がってくださったおかげで、わが創価学会は、最高最大の「創立七十周年」の開幕を飾ることができました。
 私は、学会本部から最敬礼して、偉大なる壮年部の精鋭の方々に、心からの尊敬と感謝を捧げたいのであります。
 有名な「報恩抄」には、「極楽百年の修行は穢土えどの一日の功徳に及ばず」と説かれております。仏法には、一切、無駄はありません。絶対に損をしないのが、この仏道修行です。
 厳しい不況の続くなか、法のため、人のため、社会のために、毅然と耐えに耐えながら、戦い続けておられる皆さま方が、未来末代まで、無量無辺の大功徳に包まれゆくことは、御書に照らし、法華経に照らして、断じて間違いありません。
 人生、誰しも、様々な山があり、谷があるものです。けれども、それをバネにしていくのが「信心」であります。どんな逆境も、変毒為薬していけるかどうかで、人格の深さが決まります。
 おかげさまで、創価学会は、世界で勝ちました。いま、海外から、超一級の知性が千客万来です。
 今回、私は、ハーバード大学の名誉教授で、アメリカ創価大学の「環太平洋平和・文化研究センター」の所長であるモンゴメリー博士とも、懐かしい再会をしました。
 博士は、常々、「民衆よ、傍観者になるな! 権力を鋭く監視し、民衆が左右せよ! それが民主主義である」と、訴えておられます。
 そして「創価学会の社会における使命とは、一人一人の人間が、最高の存在になれるように手をさしのべていくことであり、それぞれの人を、人間として最大に開花させていくことではないでしょうか」と言われています。
 私は、この気高き使命を、各地域において厳として果たしてくださっているのが、ここにお集まりの地区壮年部長の皆さま方であると思っております。
 どうか、一生懸命に頑張っておられる婦人部や、後継の青年部を、ますます大きな心で誉めたたえ、励ましてあげてください。
 とともに、悪い人間に対しては一段と強い心で、にらみつけながら、尊き学会の和合僧を守り抜いてください。
 そして、いよいよ聡明な心で、わが地域に、深く大きく信頼を広げていっていただきたいのであります。地域を味方にすることは、百万軍の味方を作ることになります。自分が今いる、その場所こそが「本有常住の常寂光土」なのであります。
 壮年部の大先輩にあたる四条金吾殿への御聖訓には、「各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし、彼等は野干のほうるなり日蓮が一門は師子の吼るなり」と仰せであります。
 どうか、「広宣流布のために戦う」――この師子王の心を燃え立たせながら、二十一世紀へ、断固たる大勝利の指揮をお願いします。
 私と共に、いい人生を、生きて生きて生き抜きましょう!
 大切な大切な、壮年部の皆さま方の、ますますのご健康とご長寿を、そして、一人も残らず、幸福と常勝の長者であられることを祈りに祈って、私のメッセージとさせていただきます。
 偉大なる壮年部、万歳! お元気で!

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