Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第一回「無冠の友」研修 大福運の人 健康の大長者に

1998.10.7 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

前後
1  今朝も、私の使命の法戦は、「無冠の友」との心の交流から始まります。
 台風の日も、大雨の日も、わが聖教新聞には、配達員の皆さま方のあまりにも崇高な信心の真心が光り、その温かな人間性のぬくもりが香っています。
 私は聖教を手にすると、「新聞受け」のほうに向かって合掌しつつ、すべての「無冠の友」に、心からのお題目を贈らせていただくのが、常であります。
 全国の「創価学会の宝」であり、「広宣流布のエンジン」である皆さま方! 意義深い第一回の研修会、まことにおめでとうございます。
2  周総理も配達「新聞こそ勝利の原動力!」と
 一九四一年(昭和十六年)、七十歳の牧口先生は、機関紙「価値創造」を創刊し、平和への言論戦を勇敢に展開されました。ちょうど、その同じころ、中国の周恩来総理も、新聞を武器にして戦っておりました。牧口先生も、周総理も、それぞれに、「機関紙こそ、正義の弾丸なり! 新聞こそ、勝利の原動力なり!」と確信していたのであります。
 当時の中国の政治家たちが、周総理との信義を裏切って、民衆を蹂躙する事件を引き起こした時のことです。周総理は、電光石火、権力者の魔性を打ち破る新聞記事を執筆しました。
 そしてまず、配達員の同志を集めて、その新聞の意義を明確に語りながら、総理は呼びかけたのです。“怒りを力に変え、勇気を奮い起こして、この正義の新聞を、敵にも味方にも、読ませようではないか!”
 周総理は自ら、新聞の束を抱えると、寒風のなか、街頭に飛び出して、烈々たる気迫で、一部また一部と、配り歩きました。その勢いによって、邪悪を許さぬ「民の声」は「天の声」となって、怒涛のごとく広がり、あの町も、この村も、ゆり動かしていったのであります。(新井宝雄『革命児周恩来の実践』潮出版社、参照)
 いわんや、広宣流布は、永遠に「仏」と「魔」との闘争です。「魔」が競い起こらなければ、「正しい仏法」とはいえない。「魔」を堂々と打ち倒してこそ、「仏」になれるのです。
 なかんずく、わが「無冠の友」に、勇気ある信心が炎と燃えている限り、仏意仏勅の学会は微動だにしません。いかなる仏敵が襲いかかろうとも、わが「無冠の友」が、奮然と行動に打って出る限り、妙法広布の前進は、悠々と恐れなく進んでいくのであります。
 「諸法実相抄」には、「大難に耐えて、法華経を弘める者を、釈迦仏は、衣をもって覆ってくださり、諸天は供養をし、あるいは肩に担い、背に負うて守るであろう。その行者は大善根の者であり、一切衆生のためには、大導師である」(御書1359㌻、通解)と仰せであります。
 誰よりも忍耐強く、日々、自行化他の信心を貫かれる皆さま方こそ、生々世々に、誰よりも大福運に包まれ、誰よりも健康の大長者となり、そして、誰よりも英知の大指導者となって、輝いていかれる方々であります。
 喝采がなくとも、大聖人が、必ず必ず厳として皆さま方を守ってくださる。諸天善神が、皆さまを断じて擁護して、大いに働かないわけがありません。「冥の照覧」は、絶対であります。
 反対に、仏さまである皆さま方をいじめる輩は、一人ももれなく峻厳なる「厳罰」を受け、そして、それ以上に厳しい「冥罰」に苦しみます。
 わが共戦の同志である「無冠の友」の皆さまのことを思えば、『新・人間革命』を執筆する私のペンも、いよいよ弾みます。
 一番、大切な皆さま方の「日々の絶対無事故」と「健康長寿の人生」を、ひたぶるにお祈り申し上げ、私のメッセージといたします。
 ご家族の皆さま方にも、どうか、くれぐれも、よろしくお伝えください。
 「無冠の人間王者のスクラム」に、無限の幸福あれ! 希望あれ! そして、栄光あれ!
 (衛星中継・各会館)

1
1