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日蓮大聖人・池田大作

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長寿の秘訣 学会活動こそ長寿の軌道

「健康対話」(池田大作全集第66巻)

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9  「生き生きと、永遠に前へ前へ」
 森田 「人のために生きる」といえば、伊浜区の高齢者に、どんな生きがいを感じているのか尋ねたところ、女性でいちばん、多かった答えは「公共物の掃除」でした。老人クラブの建物などを掃除するのを楽しみにして、満足感を味わっていたのです。
 こうした傾向は、女性ばかりでなく、この地域の長寿の方に共通した生活感と考えてよいと思います。
 というのは、先ほど述べた「老人八訓」に「役に立て」という項目もありました。さらに各家庭には「日常の五心」というのも掲げられていて、そこには「ワタシガシマスと言う」とありました。いずれも「奉仕の心」を表した標語だと思います。
 池田 沖縄の高齢者の調査からも、社会に積極的にかかわっていくことが、長寿の要因であることがわかっていますね。
 森田 高齢化がさらに加速する二十一世紀には、皆が生涯にわたって元気で働き続けられる社会環境を整えていくことも不可欠です。
 池田 いずれにせよ、学会員の皆さまは、広宣流布という「大目的」に向かっている。真実の「楽観主義」で進んでいる。エゴと独善がはびこる、社会の現実の真っただ中で、法のため、人のため、社会のために即応くし、みずから「生きがい」と「希望」をつくっている。どれほど尊い人生か。これ以上の健康長寿の軌道はない。
 ホイットマンは詠っています。「永遠に生き生きと、永遠に前へ前へ」(木島始編訳『ホイットマン詩集』思潮社)と。
 だれもが生き生きと生きられる「長寿社会」の真髄は、日蓮仏法にあり、創価学会にあることを確信して、生涯、希望に燃えて前進しましょう。

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