Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

生命力を引き出す仲介者

「健康対話」(池田大作全集第66巻)

前後
11  薬は毒にもなり、毒も薬になる
 池田 「薬は毒にもなる」というのは、そのへんのことを言ったのでしょうか。
 児玉 はい。薬は本来、体にとって異物ですから、多少の毒性をもっています。「服用法」や「飲み合わせ」を間違えると、毒性を現すことがあります。
 池田 「毒薬」も、「毒薬」と言うぐらいだから、「薬」の一種ですか?
 加藤 そうなんです。薬の中で、毒性が強く、ごく少量で強い効き目が出るものを「毒薬」と言います。「使用していい量」と「死にいたる量」の差が少ない薬も「毒薬」です。
 児玉 有名なのがトリカブトです。これは古くから毒性が強い植物として、知られていますが、同時に鎮痛剤として使われていました。
 今でも、漢方薬では「附子」と呼ばれて使われています。
 池田 青酸カリも薬になりますか。
 加藤 青酸カリは純然たる「毒物」であって、薬にはなりません。
 池田 なるほど。よく時代劇などで「一服盛る」と言いますね(笑い)。あれは、どんな毒を盛っているのですか。
 金谷 よく、わかりませんが。(笑い)おそらく青酸カリなどがふくまれたものだと思います。
 池田 薬の副作用には、どんな症状がありますか。
 児玉 胃の痛みや便秘・下痢、「眠くなる」「集中力が落ちる」などの症状が多いですね。

1
11