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日蓮大聖人・池田大作

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皮膚病 皮膚は人体最大の器官

「健康対話」(池田大作全集第66巻)

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7  皮膚は健康を映す鏡――異常があればまず度膚科に
 池田 皮膚の異常に気づいたら、皮膚科に行ったほうがいいのでしょうか、それとも内科に行ったほうがいいのでしょうか。
 西山 皮膚病は大ざっぱに言うと二つに分かれます。外からの刺激によるものと、内臓の異常によるものです。まず皮膚科で何が原因かを診断してもらい、必要があれば専門の科を紹介してもらえばいいと思います。
 池田 その意味では、皮膚は体の外側だけでなく内側をも映す鏡ですね。体の健康状態も皮膚を見ればわかりますか。
 佐藤 最近は、顔色が多少悪くても、お化粧で見事に隠していらっしゃることが多いですね(笑い)。しかし、健康な皮膚を保つことは、健康を維持する一つのバロメーターになります。日ごろから、皮膚の状態に十分に注意していただきたいと思います。
 池田 とくに皮膚の場合は、異常があっても、甘く見る場合が多いようです。神経質になることはありませんが、気をつけたいですね。
 釈尊の有名な弟子に、「智慧第一」の舎利弗がいます。御書に「今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者はことごとく舎利弗なり」と仰せですが、舎利弗とは広げていえば、正しく仏道修行する人の代表です。
 また、舎利弗の「舎」とは「皮膚」、「利」とは「肉」、「弗」とは「骨」と説く場合があります。
 仏法による生命変革は、色心二法にわたる。つまり、身も心も骨の髄まで変わるのです。妙法の生命力は血肉にも骨髄にも皮膚にも染み通って、生き生きとさせていきます。旭日が昇るように、顔つやもよく、はつらつと毎日を送っていただきたいものです。そうなるための賢明な信心即生活こそ「智慧第一」の証明ではないでしょうか。

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