Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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風邪 「万病の元」だからこそ注意を

「健康対話」(池田大作全集第66巻)

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5  「発熱」は防衛反応
 池田 なぜ、風邪のときに熱が出るのでしょう。
 豊福 風邪を治そうとする防衛反応が発熱です。体温が高くなるとウイルスの活動が鈍くなるのです。
 池田 水分の補給は、お茶でもいいのですか。
 豊福 緑茶や紅茶にはカテキンという物質がふくまれていて、ウイルスの感染予防に効果があると言われています。
 池田 アルコールで補給する人もいるようですね。(笑い)
 豊福 卵酒程度ならかまいません(笑い)。アルコールは飲んだ量以上に、水分が尿として排泄され、その後は脱水ぎみになります。
 森田 薬を飲んでいるときのアルコールは禁物です。薬の効果が強くなったり、悪酔いすることがあります。
 池田 お風呂はどうでしょう。
 豊福 入浴は体力の消耗や湯冷めの心配があるので、とくに、熱のあるときは勧められません。
 池田 風邪のときは、どんなものを食べればいいのですか。
 森田 ひき始めは、鍋料理や煮込みうどんなど、体を温めるものが望ましいです。せきが出るときは、豆腐を使った料理やゼリーなど、のど越しのよいものを。鼻がつまっているときは、温かい雑炊やうどんなど、湯気が立つものです。
 豊福 熱があるときは食欲がないので、フレッシュジュースやプリン、アイスクリームなどで水分を補給するとよいでしょう。下痢がひどいときには、無理に食べる必要はありません。ただ、下痢、発熱は脱水症状を起こしやすいので、水分だけはしっかりとることが大切です。
 池田 満々たる生命力をたたえ、四大を整える――風邪の予防も、治療も、「心身の調和」をもたらす聡明な生活が根本のようですね。

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