Nichiren・Ikeda
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沖縄の長寿社会(上)
「第三の人生を語る」(池田大作全集第61巻)
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4 「年は若うなり」の心意気で
大聖人は、「いかなる・わづらはしき事ありとも夢になして只法華経の事のみさはぐらせ給うべし」と仰せです。結局は、大聖人のおっしゃるとおりに広布に生きぬいた人が勝つのです。
また、「年は・わかうなり」とも仰せです。
広宣流布に進み続ければ、自然と生命力にあふれてくる。年とともに、いよいよ若々しく、大いなる生命力で生き抜いていけるのが、仏法です。多くの尊い先輩が証明されている。
佐々木 仲間さんは、東京から沖縄に移られて、もう四十年以上になります。そこで、沖縄の長寿の秘訣をお聞きしました。
すると「それは、沖縄の人が、″いい人″だからじゃないですか」と言われました。コセコセしていない。リズムがゆったりとしている。そして、人間関係を大切にする――それが長生きの理由ではないですか、と。仲間さんは、東京に来るとなにか街々がセカセカしていて、落ち着かないというんです。
池田 なるほど。「いい人」であることが長寿の秘訣――そうだろうね。
他人を大切にする人は、自分が大切にされる。沖縄の地域社会には、その良さが脈打っているのでしよう。