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札幌創価幼稚園第十八回卒園式 何があっても夢を大きく

1993.3.16 教育指針 創価学園(2)(池田大作全集第57巻)

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1  大好きな創価幼稚園の皆さん、卒園、本当におめでとう。
 きょうは、皆さんとお会いできなくて、とても残念ですが、私の心は、いつも皆さんといっしょです。
 皆さんは、四月から小学生ですね。きっと、夢と希望に胸をおどらせていることと思います。
 むかし、アムンゼンという探検家がいました。彼は、少年のころ、大好きな探検の本を読むたびに、「まだ、だれも行ったことがない世界へ、ぼくが最初に行ってみたい」という夢を、ふくらませていました。
 大きくなった彼は、南極点という場所をめざしました。札幌よりも、もっともつと寒い、氷と雪の世界です。ペンギンたちのふるさとでもあります。
 彼は、何があってもあきらめず、とうとう、この夢を実現したのです。
 皆さんも、大きな夢をもって、どこまでもつよく、どこまでもただしく、どこまでものびのびと、育ってください。
 小学校では、たくさん、お友だちをつくってください。たくさん、本を読んでください。未来の「王子さま」「王女さま」である皆さんの成長ほど、私にとって、うれしいことはありません。
 大好きな皆さんと、またお会いできる日を楽しみにしています。
 お父さん、お母さんに、くれぐれもよろしくお伝えください。

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