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札幌創価幼稚園第18回入園式 人を助ける立派な人に

1993.4.9 教育指針 創価学園(2)(池田大作全集第57巻)

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1  皆さんが、楽しみに待っていた入園式、本当におめでとうございます。
 きょうからは、この創価幼稚園が皆さんの「お城」です。お友だちといっしょに、仲よく、楽しく遊んで、のびのびと勉強してください。
 皆さん、お鼻の長い動物はなんですか?
 そうです。ゾウさんですね。でも、どうしてゾウの鼻は長いか知っていますか?
 ゾウは、ごはんを食べるとき、この長い鼻で食べものを口に運びます。水をのむときは、鼻に吸いこんでから口にいれます。皆さんの手やコップと同じように、鼻を使うのです。
 ゾウの鼻には、もうひとつ、大事なはたらきがあります。それは「友だちを助ける」ということです。
 友だちが、病気やけがをして動けなくなったとき、ゾウは”知らんぷり”はしません。みんなで、なんとかして助けようとします。長い鼻を、倒れた友だちの下にグイッといれて、一生けんめい、起こしてあげるのです。でも、ゾウは体が重いので、すぐには起こせません。何度も何度も力をふりしぼって、がんばります。あまり力がはいりすぎて、自分の大切なキバを折ってしまうこともあるそうです。
 皆さんも、友だちがこまっているとき、悲しんでいるときは、一生けんめい、助けてあげてください。それがつよい子です。ただしい人です。そして大きくなったら、お母さんや、お父さんや、たくさんの人を助けてあげられる、りっぱな人になってほしいのです。
 大好きな皆さんと、お会いできる日を、楽しみに、楽しみにしています。

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