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東京創価小学校第16回入学式、関西創価… 「勇気の王子」「希望の王女」として

1993.4.8 教育指針 創価学園(2)(池田大作全集第57巻)

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1  希望あふれる新一年生の皆さん、入学おめでとうございます。また、お父さま、お母さま方、本当におめでとうございました。先生方も、どうかよろしくおねがいします。
 私はこれからの六年間、皆さんが健康で伸び伸びと育っていけるよう、心から祈り、見守ってまいります。
 先日、私はアメリカで、ポーリング博士とお会いしました。博士は、ノーベル賞を二つも受けた世界的な科学者です。博士は、なつかしいお父さんの思い出を、私に話してくださいました。
 お父さんは、ある日、ポーリング少年に、植物の本を見せてくれました。本の中の花や本を一つ一つ指さしながら、その名前を優しく教えてくれたのです。また、薬屋だったお父さんは、薬をつくる様子も見せてくれたそうです。
 こうした体験を大きな種として、ポーリング少年は「科学の心」を伸ばし、大学者への道を歩んでいったのです。
 今、皆さんの胸にも、未来への可能性という宝ものが輝いています。どうか、この創価小学校で、「頭」と「体」と「心」をしっかりと鍛え、人々のため、平和のために働く立派な人に育ってください。
 私には、ボーリング博士のような、すばらしい友人が世界中にいます。皆さんも、たくさんのよいお友だちをつくって、明るく楽しい学校生活をすごしてください。
 ときには、つらいことや苦しいこともあるかも知れません。でも、すべてが二十一世紀の大樹と育ちゆく栄養となるのです。どんなときでも、絶対にくじけない「勇気の王子」「希望の王女」として、明るくがんばりぬいてください。
 きょうは本当におめでとうございました。皆さんとお会いできることを、心から楽しみにしております。

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