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関西創価小学校第6回児童ドリーム・フェ… 人々を「幸福」へ運ぶ名パイロットに

1990.6.3 教育指針 創価学園(2)(池田大作全集第57巻)

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4  世界の大空をかける勇者
 創価小の皆さんは、大勢の人々を乗せて、二十一世紀の世界の大空へ羽ばたいていくパイロットです。世界の人々を「幸福」へと運んでいく名パイロットとなっていく皆さんです。今は、そのための訓練の時です。
 皆さんの前途に、たとえ何があっても私は、創立者として「私たちのパイロットは、創価小学校の出身です。絶対に安心してください」と、確信をもって言いきっていきたい。また皆さんも、一人一人がそのように断言できる力ある指導者に育ってください。どうか、何があっても”負けない””絶対に勝ってみせる”という皆さんになってもらいたいのです。
 ところで、周総理を、はじめて中国の飛行機に乗せて、世界を旅したパイロットは、徐柏齢という人です。徐さんは十七歳で中国革命の戦いに身を投じました。小学生程度の教育しか受けていませんでしたが、パイロットとしての厳しい訓練を、強い意志で受け、力を磨いていきました。
 そして、中国の指導者、また外国からの大切なお客さまなどを乗せて、世界の空を飛びました。大小十七種類もの飛行機を操縦し、飛んだ国は、八十五カ国・地域におよんでいます。その安全飛行距離は、赤道を三百回もまわった長さになるといわれます。
 現在は、中国国際航空の総裁(最高責任者)をつとめられていますが、まさに、世界の空を駆ける、庶民の大英雄であると、私は、喝朱を贈りたいと思います。(拍手)
 本日は、皆さんが「平和への大航海」を歌ってくれましたので、私は大空の勇者パイロットのエピソードをとおして、 一人の人間としての生き方と、いざという時の「確信ある一言」の大切さについて、お話をさせていただきました。皆さんのこれからの人生の、何らかの参考になればと思います。
 最後に、お父さん、お母さんに、くれぐれもよろしくお伝えくださいと申し上げて、私のスピーチを終わります。

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