Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

創価学園第1回情熱の日記念の集い 全員が「勉学」「努力」の優勝の旗を

1995.10.8 教育指針 創価学園(2)(池田大作全集第57巻)

前後
1  私のいちばん大切な宝である学園生の皆さん、第一回の「情熱の日」、本当におめでとう! 競技であれ、何であれ、勝つこともあれば、負けることもある。勝敗は、時の運です。
 一時の勝ち負けよりも大事なことは、何か。それは、「がんばろう! 戦いきろう!」という熱き”情熱”が、わが胸に赤々と燃えているかどうかです。
 先日、創価学園の先生方が訪問したキューバ共和国に、「独立の父」と尊敬される英雄ホセ・マルティ(1853年―95年)がいます。今年は、革命の大詩人であった彼が亡くなってより、ちょうど百周年にあたっております。(=1996年6月に創立者も同国を訪間)
 当時のキューバは、三百年以上にもわたって、他国に支配された暗黒の時代でありました。祖国は蹂躙され、民衆は侮辱され、父や母の目には悲しみの涙が絶えなかった。
 ”悔しい!”―― 彼は、その悔しさを「情熱」の炎に変えて、一人、毅然と立ち上がった。十五歳のころ、今の皆さんの年代であります。
 学校での勉強が、即、「戦い」でありました。まず、今は力をつけるときと決め、徹底して知性を深め、雄弁を磨きに磨いた。
 その「英知」の言論が、愛する民衆の胸に不屈の勇気を灯し、やがて、自由と独立への光源となっていったのであります。青春の燃えたぎる”情熱”は、永遠に消えない。
 「十年一剣を磨く」という言葉があります。これからの十年、どうか、皆さんは、あせることなく、じつくりと、一生の土台を築いてください。
 結びに、学園生は、全員が「勉学」と「努力」の優勝の旗を勝ち取れ! と申し上げ、私のメッセージといたします。
 また、お会いできる日を楽しみにしています。

1
1