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関西創価小学・中学・高等学校合同第13… 全員が21世紀の大樹に

1992.10.10 教育指針 創価学園(2)(池田大作全集第57巻)

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1  万葉の天地・交野の秋を彩る伝統の「健康祭」、本当におめでとう! 私も、皆さんと同じ心で、「関西創価」のVサインを、高らかに掲げながら、本日の祭典を、見守っております。
 また、私の大好きなサンフランシスコの地より、ISA(国際学アカデミー)の皆さま方、ようこそ、お越しくださいました。心から歓迎申し上げます。
 本日は、一言、「二十一世紀の大樹たる君よ! 今こそ、たくましく魂の根を張れ!」と申し上げておきたい。
 たとえ、他の木々を見おろすような大木であっても、根っこが腐ってしまえば、いずれ枯れ朽ちてしまう。
 反対に、今は、だれも見むきもしない、小さな若木であったとしても、深く、かたく根を張っていけば、時とともに、かならずや、仰ぎ見る大樹に育っていくのです。
 先日、お会いした著名な心理学者であるハワイ大学のマーセラ博士も、関西の青年に、”人生の根っこが盤石であれば、どんな変化があっても、「竹のようにしなやかな心」で、自在に立ちむかっていくことができる”と強調されておりました。
 では、その根っことは何か。「何があっても、人間のために戦いぬく」という、揺るぎなき正義の信念であります。そして、断固として、民衆を守り、新たな歴史を切りひらいていく「英知」であり、「体力」であり、「人格」なのであります。
 そのために、必要なもの――それは、「努力」の二字しかない。わが関西学園生が魂とする「三倍努力」の気迫であります。
 目に見えないところで、静かに根っこが張られていくように、人知れず、「今に、見よ!」と歯を食いしばって、学び、鍛えぬいた人が、勝利の花を咲かせるのです。
 関西校を訪問したマーセラ博士は、「学園生のなかに、私は希望を見いだしました」と、皆さんと出会った感動を記されております。
 私が最大の誇りとし、すべてを託しゆく学園生の皆さんは、どうか、この「世界の関西校」で、「世界の友」と友情を広げながら、価値ある青春を乱舞してください。
 近いうちに、皆さんとお会いできる日を、心から楽しみにしております。
 お父さん、お母さんに、くれぐれもよろしくお伝えください。
 また、本日は、ご来賓の皆さま、卒業生の方々、お忙しいところ、本当にありがとうございました。

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