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日蓮大聖人・池田大作

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創価中学・高等学校第22回、関西創価中… 「柔軟の人」「芯の強い人」に

1992.93.16 教育指針 創価学園(2)(池田大作全集第57巻)

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6  ”今”の努力が世界への一扉を
 皆さんは、これからの長い人生、苦しい時もあるにちがいない。心黒き人の言動にいやな思いをすることもあろう。しかし、たいへんな時こそ、反対に、明るい笑顔で周囲の人を元気づけながら、まっすぐに「前へ」また「前へ」と進んでいっていただきたい。「道」をそれたり、後退してはならない。
 さて、パンディー氏は大詩人タゴールのもとで学んだ。タゴールの学園は、武蔵野や交野のような緑豊かな地にあった。氏はその思い出を懐かしそうに語っておられる。「タゴールは日本や中国、アメリカ、ョーロッパなど世界の国々を旅しました。旅から帰ってくるとかならず、その地で出会った人々の話を私たち青年にしてくれました。そして愛すべき人々、正義の人が世界中にいることを教えてくれました。タゴールは私たちに『人類の兄弟意識』をあたえてくれたのです」と。
 タゴールの言うとおり、世界中に「愛すべき人々」がいる。「大いなる人間」が数多くいる。そして、皆さんを待っている。
 今は、さまざまな悩みがあると思う。その悩みと戦い、乗り越えながら、世界へと眼をむけ、心を大きく広げていただきたい。そして力をつけ、人格を磨き、平和の「大航海時代」に、はつらつと躍りでていただきたい。
 皆さんの無限に広がる前途に「栄光あれ」「勝利あれ」「健康あれ」「成功あれ」と祈りつつ、お祝いの言葉としたい。

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