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日蓮大聖人・池田大作

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創価中学・高等学校第二十一回栄光祭 21世紀の舞台へ、学びに学ベ

1988.7.17 教育指針 創価学園(2)(池田大作全集第57巻)

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6  読書に挑戦し思索を深めよ
 諸君も今こそ読書に挑戦すべき”時”である。中途半端であっては、後悔するのは自分である。私も図書の贈呈をはじめ、学園の読書の環境づくりに全力で尽くしていく決心である。(拍手)
 アカデメイアの人材輩出の歴史は、紀元前三八七年の創立から、紀元後五二九年の閉鎖まで、じつに九百年以上にわたって沿々と続いていく。後継の陣列がとぎれなく続いた、その輝かしい歩みは「黄金の連鎖」(=黄金の鎖が、とぎれなくつながっていること)と呼ばれ、たたえられている。(アカメデイアについては、廣川洋一『プラトンの学園アカデメイア』岩波書店を参照)
 わが創価学園もまた、「千年」をひとつの単位とし、人類のはるかな未来を見つめて創立したものである。この精神は創価大学も同様である。
 学園は創立二十一周年。その意味で、諸君は、まさに縁深き「草創の人」である。私にとってももっとも大切な人々である。どうか、限りなく続くであろう後輩のために、「学園草創」の誇りも高く、この人生を尊き「先駆の人」として生き、活躍していっていただきたい。(拍手)
 世界の、あらゆる分野で、学園生らしく、自分らしく、立派な「道」を切りひらき、人材の「黄金の連鎖」を見事に、つくっていってほしい。そうした諸君の凛々しい「成長」と「行動」を念願し、また確信しつつ、最後に「お父さん、お母さんに、くれぐれもよろしくお伝えください」と申し上げ、本日の祝福のスピーチとさせていただく。

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