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日蓮大聖人・池田大作

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創価学園1 幼稚園

教育指針 創価学園(1)(池田大作全集第56巻)

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2  札幌創価幼稚園 第二回卒園式(メッセージ)〈昭和53年3月12日〉
 じょうぶなからだに
 第二回の卒園式、本当におめでとう。
 私はきょねんの九月、おたんじょうかいで皆さんと会いましたね。歌をうたい、ゆうぎをみせてくだった皆さんのことを、いまでもはっきりおぼえています。
 皆さんが丈夫な、よい子に育っているのをみて、私も安心しました。もうすぐ入学式ですが、どうか小学生になっても、また幼稚園に遊びにきてくださいね。
 私が皆さんと同じ年のころ、家の庭に一本のざくろの木がありました。秋になると、その本に登り、赤く熟した実をとっては食べたものです。
 入学前のある日、私は高い熱を出し、寝込んでしまいました。お医者に注射をうってもらい、少しよくなってから、母がこういいました。
 「あの庭のざくろをごらん。潮風にも負けず砂地にしっかと根をはり、毎年、花を咲かせ実をつける。おまえもいまは弱くとも、きっと丈夫になるんだよ」――体の弱かった私は、この母の励ましを、一度も忘れたことがありません。
 皆さんは、宝のように大事な体です。病気なんかに、けっして負けないでください。どうか小学校に入っても、先生のいうことをよく聞き、どんな友だちからも好かれる、よい子に育つよう、心から祈っています。ではまた、お元気で。
3  札幌創価幼稚園 第三回入園式(メッセージ)〈昭和53年4月12日〉
 お友だちと仲よく
 寒かった冬も過ぎ、暖かい春がやってきました。よい子の皆さん、入園おめでとうございます。
 かわいいかわいい皆さんのお顔が、目にうかぶようです。
 皆さんは幼稚園に入ったのですから、もう立派なお兄さんであり、お姉さんです。そこで三つの約束をしてください。
 一、自分のことは自分でしましょう
 一、お友だちと仲よくしましょう
 一、明るく元気にあいさつしましょう
 すくすく、のびのびと育ち、この幼稚園で、楽しい思い出をたくさんつくってください。
4  札幌創価幼稚園 第三回卒園式(メッセージ)〈昭和54年3月18日〉
 三つの約束
 第二回の卒園式、本当におめでとう。
 きょう、卒園する皆さんが、一人のこらず、立派な小学生になるよう、心から祈っております。
 皆さんは、いまからゆびおりかぞえ、入学の日を待っていることでしょう。私にも、小学生のときの思い出が、たくさんあります。どうか、学校の先生とともに、いろいろな思い出をつくってください。そして、学ぶときはよく学び、遊ぶときには思うぞんぶん、遊んでください。
 私は、大好きな皆さんと、三つの約束をしたいと思います。
 「よい子は、みんなと仲よくする」
 「よい子は、どんなことにも負けない」
 「よい子は、丈夫なからだをつくる」
 さあ、この三つ――約束してくれますか。こんど、皆さんと会ったとき、どれだけできたか話してください。楽しみにしています。
 創価幼稚園での楽しい思い出をいつまでも忘れず、小学校にうつってからも「わが家」と思って遊びにきてくださいね。
 それではまた、お元気で。
5  札幌創価幼稚園 第四回入園式(メッセージ)〈昭和54年4月11日〉
 自分のことは自分でしよう
 札幌創価幼稚園の第四回入園式、本当におめでとうございます。
 きょうは、入園の喜びで胸いっぱいの皆さんに、お会いできないのが、残念です。でも、こんど北海道に行ったときには、かならずお会いしたいと思います。どうか、その日が一日も早くくるよう、待っていてくださいね。
 私には、皆さんと同じ年のころ、朝早く起き、お家の仕事を手伝った思い出があります。どんな寒い日でも、お母さんに「起きる時間ですよ」と声をかけられると、「ハイ」と返事をして、すぐ起きました。自分で、そうしようと決めたからです。
 このように、小さいころから、きまりを守ってきたことが、大きくなってからも、大変、役に立っています。
 きょう、晴れて入園した皆さんは、立派なお兄さん、お姉さんです。お家では弱音をはいたり、甘えていた人も、きょうから、自分のことは自分でするようにしましょう。新しくできたお友だちのみんなと仲よくしましよう。人に会ったら、明るく元気にあいさつしましょう。皆さんはきっと、どれも約束できると思いますが、いかがですか。
 皆さん方一人一人が、すこやかに、のびのびと成長されるよう、心から祈っております。それではまた、お元気で。
6  札幌創価幼稚園 第四回卒園式(メッセージ)〈昭和55年3月16日〉
 いつも元気であいさつを
 第四回の卒園式、本当におめでとう。
 かわいいかわいい皆さんの、うれしそうなお顔が、日にうかぶようです。
 お父さん、お母さんも、きっと喜んでおられることでしょう。
 先生は、どうしても用事があって、皆さんにお会いできないのが残念ですが、遠い東京の空から、だれもが丈夫な、よい子になるよう、心から祈っております。
 もうすぐ入学式ですが、どうか小学生になっても、また幼稚園に遊びにきてくださいね。
 きょうは、大好きな「太陽の子」である皆さんと、三つの約束をしたいと思います。
 「太陽の子は、丈夫なからだをつくりましょう」
 「太陽の子は、お友だちと仲よくしましよう」
 「太陽の子は、いつも元気にあいさつしましょう」
 どうか皆さんが、小学校に入っても、「つよくただしくのびのびと」育つよう、念願しています。
 それではまた、お元気で。
7  札幌創価幼稚園 第五回入園式(メッセージ)〈昭和55年4月8日〉
 桜やポプラに負けず
 第五回の札幌創価幼稚園の入園式、本当におめでとう。
 待ちに待った入園の日、皆さんとお会いできないのは残念ですが、遠い東京から、一人のこらず「よい子」に育つよう祈っております。
 きょう、皆さんは幼稚園にきて、先生方やたくさんのお友だちに会い、いろいろな遊び場や建物をみて、胸がいっぱいだと思います。なかには、初めてのお友だちと仲よしになれるかな、先生にいわれたことを守れるかな、と不安に思っている人もいることでしょう。
 でも、少しも心配はいりません。
 いま、幼稚園の庭にみえる桜やポプラも、はじめは皆さんより、もっともつと小さな苗木だったのです。それが、太陽の光をいっぱいうけ、大地にしっかり根をはり、こうして立派に生長しているのです。皆さんも、桜やポプラに負けず、「つよくただしくのびのびと」育ってください。お願いします。
 大好きな皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。どうか、それまで元気に待っていてくださいね。
8  札幌創価幼稚園 第六回卒園式(メッセージ)〈昭和57年3月14日〉
 明るく強い子に
 希望に燃える卒園式、本当におめでとう。
 私は、かわいい大切な皆さんが元気に巣立ち、立派な小学生として大きくはばたいていくようすを、何よりも楽しみに見守っています。
 あるところに、カラスとツバメがいました。カラスは乱暴で、体も大きく、いつもいばっていました。しかし、カラスは、一人で旅に出たとき、さびしくなってカアカアなきだし、途中でおうちに帰ってしまいました。ツバメは、体は小さかったけれども、けっしてなかずに、スイスイと空を飛んでいきました。皆さんは、どちらが強いと思いますか。
 「強い」というのは、どんなに苦しいことや悲しいことがあっても、けっして負けないことです。
 皆さんは、お友だちとはなればなれになっても、創価幼稚園の思い出を忘れず、明るく強い子になってください。
 もうすぐ、みんなの待っていた春がきます。春の太陽は、冷たい雪をとかして、きれいな花を咲かせます。皆さんは、二十一世紀の大空にのぼる太陽であることを、忘れないでください。
 大好きな皆さんとお会いできる日を、楽しみにしています。お元気で。
9  札幌創価幼稚園 第七回入園式(メッセージ)〈昭和57年4月8日〉
 ひろびろとした心の人に
 よい子のみなさん、入園おめでとう。
 皆さんは、未来の国からやってきた、王子さま、王女さまです。
 この幼稚園は、皆さんのお城です。
 元気いっぱい遊んでください。
 お友だちと仲よく、楽しい思い出をたくさんつくってください。
 きょうからは、自分のことは自分でしましょう。
 そして、獅子のように強く、
 太陽のように明るく、
 海のようにひろびろとした心の人に育ってください。
 大好きな皆さんが一日も早く、大きく立派になることが、私の最大の喜びです。
 いつか、お会いできる日を、楽しみにしています。
 お元気で。
10  札幌創価幼稚園第七回卒園式(メッセージ)〈昭和58年3月15日〉
 皆さんは未来の宝
 第七回の卒園式、本当におめでとう。
 昨年、幼稚園におうかがいしたとき、いつしよにカメラにおさまった、大好きな皆さんのうれしそうなお顔がうかんできます。
 こんどはいよいよ小学校ですね。楽しいこともあるでしょう。勉強がいやになることがあるかもしれません。しかし、皆さんは未来の宝です。どんなことにも負けないでください。小さな草の芽でも、春になると、厚い雪の大地を割ってぐんぐん伸びてくるのです。皆さんも一人のこらず、大きく育ってほしいと祈っています。
 「体を丈夫に」
 「自分のことは自分で」
 「友だちと仲よく」
 この三つを忘れず、小学校でもたくさんの思い出をつくっていってください。ときには幼稚園にも遊びにきてくださいね。
 大好きな皆さんと、またお会いできる日を楽しみにしています。
11  札幌創価幼稚園 第八回入園式(メッセージ)〈昭和58年4月7日〉
 太陽のように明るく
 待ちに待った入園式、本当におめでとう。
 皆さんの新しいお城はいかがですか。きょうからは、お一人お一人が、王子さまであり、王女さまです。きょうは皆さんとお会いできませんが、私は、大好きな皆さんが日本一のよい子であり、世界一の園児に育ってくれると信じております。
 なによりも病気に負けない、丈夫な体をつくってください。思いきり遊び、思いきり勉強して、どのお友だちとも、仲よくしてくださいね。
 太陽のように明るく、お月さまのようにやさしく、のびのびと成長した皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。どうか、お元気で。
12  札幌創価幼稚園 第九回卒園式(メッセージ)〈昭和60年3月16日〉
 大空へ伸びる大樹に
 元気に巣立ちゆく王子、王女の皆さん、卒園、本当におめでとう。萌えいずる若芽のように、皆さんの笑顔も、きっと喜びにはじけていることでしょう。
 よい芽は、かならずよい木へと育っていきます。冬の寒さにも、夏の暑さにもじっと耐えて、一つ一つ年輪をつくり、大空へ伸びる大樹となっていくのです。もちろん、皆さん方はようやくつぼみをつけたところかもしれません。
 しかし、そのなかには、未来をつくっていくすばらしい力が、いっぱいつまっているのです。
 「きょうもがんばろう―」「何くそ負けないぞ!」という気持ちがあれば、その力がいきおいよく出てくることでしょう。
 いつもお父さん、お母さんへの感謝を忘れずに、大きな思いやりと強い心をもった、立派な小学生に成長していかれるよう、心からお祈りして、私のメッセージとさせていただきます。
13  札幌創価幼稚園 第十一回入園式(メッセージ)〈昭和61年4月10日〉
 やさしい心の持ち主に
 希望で胸がいっぱいの入園生の皆さん、本当におめでとう。
 青い青い、ひろいひろいお空の下で、皆さんは思うぞんぶん、お友だちと仲よく遊んでください。お花や小鳥たちもだいじにする「心」をもってください。
 そして「おはよう」「さようなら」と、いつも明るく元気にあいさつできるようになってください。
 私の大好きな大好きな皆さんのきれいなひとみを思いうかべながら、皆さんがすくすくと育っていくよう、いつもいつも祈っています。
 お会いできる日を心より楽しみにしております。どうかお元気で。
14  札幌創価幼稚園 第十一回卒園式(メッセージ)〈昭和62年3月16日〉
 素直な、やさしい、よい子に
 晴れの卒園式、おめでとう。
 よい子の皆さんは、四月には、いよいよ小学生ですね。
 楽しくすごした札幌幼稚園での二年間のことを思いだして、また遊びにきてくださいね。
 きょうの卒園にあたって、三つの約束をしましょう。
 一つめは、大好きなお父さん、お母さんのお話を素直に聞く、よい子になってください。
 二つめは、どんなお友だちとも仲よくする、明るいやさしい子になってください。
 三つめは、早寝、早起きをして、丈夫な体をつくり、どんなことにも負けないよい子になってください。
 きょう卒園した皆さんが、さらにさらにたくましく成長されるよう、心から祈っております。皆さんとお会いする日を楽しみにしています。
 お元気で。
15  札幌創価幼稚園 第十二回入園式(メッセージ)〈昭和62年4月10日〉
 正直な、よい子に
 待ちに待った入園式、本当におめでとうございます。
 ひろいひろい北海道の青空の下、元気いっぱいにあつまった、かわいい皆さんのお顔が目にうかびます。
 どうか、この札幌創価幼稚園で、たくさんのお友だちをつくり、楽しくすごしてください。
 きょうは、三つの約束をしましょう。
 一つめは、お父さん、お母さんのいうことをよくきく、正直なよい子になろう。
 二つめは、早寝、早起きをする、体の丈夫なよい子になろう。
 三つめは、いつも元気にあいさつをする、明るいよい子になろう。
 皆さんは、この二つの約束を守って、みんな仲よく、のびのびと成長していってください。
 私の大好きな皆さんと、一日も早く会える日を楽しみにしています。
 お元気で。
16  札幌創価幼稚園第十二回卒園式(メッセージ)〈昭和63年3月16日〉
 思いやりのある師子の子に
 第十二回の卒園式、本当におめでとう。
 皆さんは、たくさんのお友だちと、すばらしい思い出を刻んだことでしょうね。たくましくなった皆さんの顔を見ることができなくて、私は残念です。
 さて、いよいよ小学校、夢ふくらむ一年生ですね。楽しいことが、きっといっぱい待っていることでしょう。思いっきり遊び、思いっきり勉強してください。
 あるときには、学校がいやになることもあるかもしれません。しかし、そのときは、創価幼稚園で学んだ「つよくただしくのびのびと」した心で、がんばってください。
 春になると、元気に野山を走るかわいい子ウマや子ジカたちは、お母さんのおなかから生まれて、しばらくすると、もう、自分の足で立って、走りはじめます。それは、おそろしい敵の動物から、自分を守るためなのです。
 皆さんも、これまで、お父さんやお母さんに、大事に、大事に育てられてきました。これからは子ジカや子ウマに負けないように、自分のことは、しっかりと自分でやっていきましょう。
 皆さんは、師子の子です。どんなことにも、くじけずに、明るく、思いやりのある人になってくださいね。大好きな皆さんとお会いできる日を、楽しみにしています。
 それではまた、お元気で。

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