Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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大いなる希望  

詩歌・贈言「青年の譜」「広宣の詩」(池田大作全集第39巻)

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 大いなる希望
 高らかな暁鐘
 二十一世紀まであと三十年――
 その時君たちは
 人生の最も充実した年代になっている
 僕は 二十一世紀を
 すべて君たちに託したい
 いや それは
 人類 みなの心でもあろう
 未来は
 すべてが君たちのもの
 ――それを決して忘れてはならない
 広布の堂々たる歩みを思う時
 昭和五十四年に
 第七の鐘は ひとたび鳴り終わる
 その時 君たちは
 はつらったる青年と育っていよう
 次に新しい 七つの鐘を鳴らすのは
 君たちしかない
 そのために 勉強しよう
 そのために 体を鍛えておこう
 失敗もよし
 苦しみも 悩みも 喜びも 希望も
 すべて未来のための財産だ
 どんなことがあっても
 くじけではならない
 退いてはならない
 蓮華は泥中より出でて花開く
 栴檀も大地から生じていく
 ほんとうの人材は
 名もない青春のなかに
 はぐくまれていくものだ
 ああ
 新しい かがやく鐘の音が聞こえてくる
 君たちの
 紅潮した顔 澄んだ瞳
 自由奔放にふるまう姿
 ――僕の胸には
 二十一世紀の歌声がひびいてくる
2  大いなる希望
 深き生命の絆
 君たちのことを思えば
 僕も さらに力強く
 全生命をかけて 道を拓き
 舞台をつくっていかなくてはならない
 君たちが
 その大道を 心から待っている
 胸をはって闊歩する日を
 心から待っている
3  僕の心は
 ただそれだけしかない
 空には 鳥の飛ぶ道がある
 海にも 魚の通る道がある
 自には見えないが
 重力の波は
 大宇宙を貫いている
 生命それ自体にも
 自に見えず しかも
 厳然と実在する法則があるのだ
 諸君が進む大道は
 たとえ誰人が見ずとも
 未曾有の栄光の花道があることを
 僕は確信したい
4  君たちよ
 大木となれ
 力と福運の葉を茂らせよ
 実を結べ
 僕は 根っこになる
 根は見えない
 見えなくてもよいのだ
 君たちよ
 壮大な大殿堂をつくりゆけ
 人類のために
 未来のために
 僕は喜んで その礎石となろう
 君たちよ
 新しい世紀の建設は
 僕と君たちの共同事業だ
 君たちは
 必ず
 僕の望みをかなえてくれるだろう
 信頼のきずなをさらに深く
 強く結んでいこうよ
5  大いなる希望
 光り燦たる平和
 いまなお
 この地上には戦火が絶えない
 民族と民族
 国家と国家
 思想と思想の対立は
 深刻さを加えている
 誰の責任でもない
 みな 過去の
 大人たちがもたらしたものだ
 これからも いやまして
 平和への道はけわしいかもしれぬ
 だが ひとたび
 君たちが立った時には
 時代の相は一変してしまう
 君たちは
 平和の旗手だ
 逞しい担い手なのだ
 世界の友だちと心を一つに
 手を取りあって
 どこまでも「平和」の二字を
 貫いていってくれたまえ
 人間が 他の天体にまで
 行ける時が来ているのに
 ちっぽけな地球で
 いがみ合う必要はないはずだ
 人類は
 みな友だちであり
 兄弟でなくてはならない
 全世界は
 君たちが乱舞する庭なのだ
 花園なのだ
 大地も大海
 ことごとく生命に満ちみち
 一切をはぐくんでいく
 慈愛にあふれでいる
 そとに いったい
 なんの境界線が必要か
 この地球は
 みんなのものだ
 みんなで協力し 開発し
 さらに栄えさせていかなくてはいけない
 過去の悪夢を断ち切ろう
 そして 心開いて
 燦たる平和の光を迎え入れよう
 この時 この一瞬
 刻々と
 平和の殿堂が
 富士のすそ野にそびえゆく
 君たちの育つ姿にほほえみながら――
 そして君たちの
 その前途を 祝福したたえながら――
  (19701.1)

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