Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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広布  

「価値の日々」「若き友へ贈る」「わが友へ」「友へ贈る」(池田大作全集第38巻)

前後
1   
 あの町からも
  この村からも
   和楽の調べと幸のうた
    聞こえてくる日を信じながら
  僕は 今宵も月光と語りながら
   限りない自身と希望のともしび
    わが友に贈り届けるのだ
  
 幾多の心の山脈を
  乗り越えてこそ
   はじめてこの世の
    一個の人間の実在という
     太陽が昇るのだ
  
 魔の王国は
   かならずいつかは崩れる
  慈悲の王国は
    永遠に光り輝く
  
 法戦にあって
  広布の旅路にあって
   胸の内に熱いものを
    湧かせている
  僕がいる限り
   多くの人が烈しく
    驚く時があるだろう
  
 日蓮大聖人は
  一期の大慢を以て
   永劫の迷因を植すること勿れーーと叫んだ
   この厳しき因果応報の
    生命の軌道を知ったわれらは
     どこまでも
      法のため
       人のため
      誠実な言動を貫くのだ
  
 最早
   私は惑わない
  広布という目的のためであれば
   敏捷と忍耐と責任で
    足繁く働き
     開くであろう
2   
 わずかな精鋭の友人をもって
  広布全般の
   盤石の基礎を
  君よ
   心より頼む
  
 僕の部屋には
   絨毯はいらない
  生命の空に
    星座が輝いているからだ
  
 われらの宗教の闘争がなくなると
  権力が完全に人民を苦しめることを
   知っているが故に
  僕は 幾世代にわたって
   宗教興隆の指揮をとる
  
 私は 真の宗教の復帰を叫ぶ
  そこにのみ
   生命の建設と歓喜があるからだ
  
 ともかく
   退屈な日々を
    私は送りたくない
   だから人びとは
     盲目的行為とみても
  私は 私自身が志願した
   広宣流布という
    高貴にして
     多忙な法戦に
      指揮をとりぬくのだ
  
 困難な日がある
   悔恨の日もある
  しかし僕は
   燃えあがる信仰という
    新戦闘で勝敗を決定するから
     安心してくれ給え
3   
 新たなる世界の創造が
  私の任務であり
   憂いと喜びである
  端的に
    私は この山に挑戦する
  
 僕の父は
  広布の途上に
   殉教という
    晴れがましき脈動を
     与えてくれた
   であるから
    いやが上にも
     僕に信心の覚悟は
         一段と深まり
      そのことを
       日々感謝している
  
 尊極の信仰を
   私は 強力にすすめる
  そこにのみ
    生命の不消化がないからだ
   ゆえに 鋭敏と浄化と明晰の教育が
     おのずから備わっている
  
 君は 君の広布の戦線を頼む
 僕は わが本塁を断じて護る
  
 僕は道を作った
  君は疑って
   その道を歩まない
  それで君が
    苦しんだからといって
   責任は僕でないというととを
    知ってくれ給えと
     いいたくなるのだ
  
 ほのおは空気がなければ
   存在しないというならば
  一切法是仏法の原則に従って
   わが存在の世界に
    弘教の焔が燃えないわけがない
4   
 迷いがあるがゆえに
  私は 三界に
   動かない城を
    着々と築いているのだ
  
 妙法の信仰とは
  国境も民族も越えて
   その信ずる人の
    深さのなかにのみ
     諸天善神という
    自らつくりゆく幸福の昇華が
      あることを忘れまい
  
 今日も辛くとも
   午前八時の太陽とともに
  末法万年の
   広布の構築と
    開拓のために
     戦ってくれ給え
  
 いかなる世になれ
  太陽の仏法を持てる者に
   障害あることなし
  
 私も輝く広布の登場人物として
  陽気な冒険を
   強烈に展開していくのだ
  
 君よ
   いざという時には
  広布のため
   死にもの狂いで
    共戦してくれ給え
5   
 広布のあらたなる基盤を
   つくるために
  鋭い英知と 深き忍耐の
   信仰をもって
    第二章を頼む
  
 現在も 未来も
  ともに広布に戦い
   生きぬくという
    宿命であれば
  ともに今日も 来世も
   御書のままの軌道を
    歩みゆけと祈る
  
 今日も大変だろうが
  広布という
    人間革命のためだから
   君よ
    莞爾として
     頑張ってくれ給え
  
 日々の
   現実の挑戦と開拓が
  汝自身の成仏と
   広布当体の勝利を
    約することを確信されたい
  
 さあ! 今日も
  宇宙と永遠に連なる
   妙法広布に
  晴れがましく
   共に進み
    生きぬこう
  
 集団心理で
  私たちは動いているのでは
    けっしてない
  共通の目的という
   崇高なまでの 広布を目指して
    主体者として 行進しているのだ
6   
 表情は静かであれ
  広布への胸の鼓動と
   鋼よりも強靭な信仰は
    生涯の覚悟としてーー
  
 生涯にわたり
  永遠にわたっての
    波状的前進を
   広宣流布ということを忘れまい
  
 われわれは
  不幸の庶民の味方として
   今日も広布という
    真の平和の構築のために
   働き動いているのだ
  
 深い冬眠から醒めてくれ給えと
  僕は 友を励ましながら
   困惑と歓迎の横断旅行をつづける
  
 明朗と礼儀と誠実の結晶が
   信心の発露であるが故に
  その人の行動があるところに
    広布は展開されゆくことを忘れまい
  
 朗らかに そして鋭く
  今日も 明日も
   広布勝敗の前駆をよろしく頼む
7   
 彼の生命のなかの城は廃撞
 わが生命のなかの城は華やかな宮殿
  
 われらには
  崇高な軌道と
    伝統がある
  沈黙もよい
   理論もよい
    雄弁もよい
  ただ広布達成の
    信条にはかわりない
  
 われらの法戦は
   ただ一人の犠牲もない
  ゆえに私は
   未曾有の生きがいを感動として
    今日も走り回るのだ
  
 彼の最後の叫びは後悔
 僕の最後の叫びは諸願の満足
  
 未だ広宣流布せざる間は
  私の一念の作業服を
   脱ぎさることは
    絶対にしない
  
 幾たびの
   勝ち負けを経て
  広布の構築は
    完成しゆくことを
   君よ
    胸臆より
     忘れないでくれ給え
8   
 ともあれ
  批判の嵐が
   轟然とあったとしても
  君よ 兄弟よ
   広布のためならば
    優れた貢献をひたすら頼む
  
 彼らは無限につづく倦怠
 われらは無限につづ
   民衆運動の展開
  
 君の注目すべき
  立派な信仰と独創性とをもって
   新たなる第二章の
    力強き出発を頼む
  
 勝っても負けても
  どこまでもどこまでも
   広布の山に登っていこう
  
 髪が白くならないうちに
  君よ 広布の最高にして
   最強の勝利のために
    日々をねばり強くよろしく頼む
  
 ”死して亡びざる者は寿いのちながし”
   ゆえに共に広布と
     信仰者の人生でゆくべし
9   
 生命は無駄に捨てない
  常に正法をべるために
   従順して私は死のなかに住する
  
 君たちの若き広布の闘士のいる限り
  未来は連戦連勝の時の到来を
   深く愉しく 確信しておきたい
  
 どうか自身を原点として
  今日も広布の
   新たなる高揚の
    出発点でありますように

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