Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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目的観  

「価値の日々」「若き友へ贈る」「わが友へ」「友へ贈る」(池田大作全集第38巻)

前後
1   
 無責任の氾濫と
   混乱のなかにあって
  僕は
   目的性と指導性ある
    原理の軌道を
     ひたすらに進む
  
 人生の根本と目的を
  解明 追究のために
   若々しい信仰の持続を
  
 じ曲げられた
   多忙の日々であっても
  私は
   人生の数限りない
    思い出をつくるために
     私の仕事と交遊するのだ
  
 彼の仕事と遊びぶりは
    空虚を感ずる
 僕の修行と遊びには
    哲学と快心の思い出が残る
  
 生涯にわたって
   美しい信仰者として
  私は 誇り高く生きぬくのだ
  
 彼は愉しそうに見えるが
    日々退屈
 僕は多忙そうに見えるが
    愉快にして充実の日々
2   
 朗らかに
  そして厳しく
   日々 君のための
    有意義な坂を上りゆけ
  
 いつまでも
    いつまでも
  安穏の福運ある人生のために
    強靭なる信仰の日々を
  
 彼の生活は
  裕福でありながら
   徒労と浪費が多い
 僕の生活は
  楽しみに満ち
   胸中に失業がない
  
 彼の没後の石碑には
       後悔の二字
 僕の没後の石碑には
       久遠の二字
  
 彼らの雌幕は
    陰謀と利害の会議
 われらが天幕は
    文化と哲学の討議
  
 今日も
   複雑な問題があったとしても
  僕は
   権力者や貴族にかわって
    市民のために
     市民らしく
    すばらしい
     価値ある人生を
      送ってみせるのだ
3   
 母のため
  自身のため
   そして広布のために
  三十年後を目指して
   忍耐の胸中で
    勉強と努力
     誠実の人生を
  
 所願満足のために
  日々向上の人生たれ

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