日蓮大聖人御書|池田大作著書|御書検索|スピーチ検索

1 　　
　わが人生の全権は
　わが人生の使命感にある
　　
　君よ！
　　　いかに追いつめられでも
　　一貫して目的を追うことを
　　　断じて忘れまい
　　
　人間それぞれ役目がある
　　僕には　僕の
　　　絶対の役目がある
　　
　現時点の自己の任務を
　　立派に征服し
　　　通過させながら
　　未来の友にバトンをわたせる
　　　自身の人生でありたい
　　
　優秀な資質を僕は
　　　持っているとは思わないが
　　己自身という個性は
　　　誰人にも無いことを
　　　　知るが故に
　　　自身の使命に
　　　　忠実に振舞うことが
　　　　　正しいと　いいたいのだ
　　
　いかなる組織も　体制も
　　　やがて衰えていく
　　同じく　わが生命の体制を
　　　絶対に弱めてはならぬ
　　　　　　と思うが故に
　　　　生命鍛錬の実践に
　　　　　　私は励むのだ

2 　　
　僕は　君を敬愛せずにはいられない
　　透徹した思索の顔
　　　人生の基底から働く
　　　　君の動作に
　　
　理屈もいい
　　批判もいい
　　　君は　君らしく優秀な人間大学を
　　　　卒業してくれ給え
　　
　彼らの論理は　錯乱
　僕らの行動は　創造
　　
　わが友よ！
　　我らの戦列も
　　　四面楚歌の時もある
　　しかし　大胆に
　　　　ただ前に進むのだ
　　
　彼の胸中は
　　洪水の氾濫のごとく
　　　邪智と貪婪に満ちている
　　我が胸中は
　　　風塵のない太陽の庭
　　
　あの人の精神の世界は
　　　崩壊しつつある
　　わが生命には
　　　ますます堅固にして
　　　　快適な運命が
　　　　　建築されているのだ

3 　　
　彼らは
　　　そっと立ち聞きをしていた
　　それを　私達の雑談が
　　　活いきいきと未来を志向する
　　　　人間主義であることを
　　　　　知っているからだ
　　
　我々は　生きているのだ
　　そこには
　　　使命と目的が
　　　　なくてはならない
　　最高の人間らしい生き方は何かと
　　　僕は　精進する
　　
　あくまで君は君らしく
　　僕は　僕らしくという
　　　徹底した人格を持ちながら
　　強い連帯の　人間共和という
　　　未聞にして至難の構築に
　　　　生涯をおくろうではないか
　　
　病める人　心の傷ついている人を
　　私の使命感として
　　　私は　堕落させない
　　
　我らは　命を惜しむ
　　しかし　決して休むことなく
　　　生命の世紀の建設に　限りなく
　　　　歩調ある行進をつづけるのだ
　　
　ひねくれた論評のみで
　　　近代人と思っている批評家がいる
　　私は　平凡の中に
　　　正確さと愛情をこめた
　　　　公平の言論人でありたい

4 　　
　挫折は　無に等しいものと
　　知った私は　血を流し
　　　泥まみれになりながら
　　最後の登攀を決意したのだ
　　
　君の総てを
　　　理解できないであろうがーー
　　君の総てを
　　　　私は理解したいのだ
　　　この人間交流の内的矛盾に
　　　　私は　限りなき
　　　　　不動の生命の橋を
　　　　　　架けるため働くのだ
　　
　君よ　今日も筆を執るのだ
　　自らの体験と創造と真実の声をーー
　　　情熱をこめながら
　　　　自らのために
　　　　　後世に綴り残すことだ