Nichiren・Ikeda
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昭和三十四年(二月)
「若き日の日記・下」(池田大作全集第37巻)
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5 二月二十四日(火) 雪
朝、雪
銀世界の東京を──タクシーで本部へ直行。
朝日に、宝石のごとく輝く瞬間、瞬間。
先生の、昭和三十一年十月の客殿における、講義の録音を聞く。一時間。『無量義経』──「十功徳品」。
毎日、一つずつ聞くことに決める。そして、全部、後世のため、レコードにすることに決定。
先生逝去後──次第に、幹部の精神的支柱の、減退を痛感。
公正な人事と、暖かな指導が必要と一人、憂うる昨今。
恩師の信任の人が、伸びのびと闘えるようにしてあげねばならぬ。増上慢の人が、気ままに振る舞うようでは、学会は衰退してしまうからだ。
学会家族は、いずこよりも暖かく、盤石であらねば広布はできないからだ。
帰宅遅し。疲れた。