Nichiren・Ikeda
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昭和三十二年(一月)
「若き日の日記・下」(池田大作全集第37巻)
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13 一月三十一日(木) 曇時々雪
一月も早過ぎ去りぬ。戦いは長く厳しい。しかし、結果は全て瞬間だ。
朝夕、法華三昧の、勤行をしたい。禅定なき、わが生命を、猛反省す。
一日も早く、大海を渡り、大空を飛び、海外の広布に、征きたくなる衝動に、かられる時あり。神秘な、開発途上の──東南アジアに。文明先進の──アメリカに。激動、新興の──共産主義国に。キリスト教民主主義の──西欧諸国に。二十一世紀の開発途上国──アフリカ、南米に。そして、未来の大地──豪州に。夢よ、消えるな。
夜、教授会。本部広間
一、御書を拝読することを続行のこと
一、良き小説を読む習慣をつけること
一、「大白蓮華」に執筆のこと
右、再び決意する。
帰り、理事長らと一緒。非常に、疲れる。
室に、沈丁花の、香あり。嬉し。