Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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昭和三十一年(二月)  

「若き日の日記・下」(池田大作全集第37巻)

前後
2  二月二日(木) 晴
 日記を誌すのが嫌になる。
3  二月七日(火) 晴
 何か、書きたい時、何も書きたくない時、凡人は、いろいろだ。
 急流に流されゆく時、激流にたちむかいゆく時、青年は、いろいろだ。
 孤独が好きな時、皆と語るのが楽しい時、人生は、いろいろだ。
 如来寿量品第十六
 堕於悪道中 我常知衆生 行道不行道
 随応所可度 為説種種法 毎自作是念
 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身
 淋しい一日。
4  二月九日(木) 晴
 早春の候となる。
 人生の運命、前途ほど、わからぬものはなし。誰人も、感知出来えぬ未来。所詮、信仰の絶対必要性を、知る昨今。
 二時、先生、大阪より帰京。非常にお元気の姿、嬉し。
 大阪の牙城も、一年ごとに堅固になってゆく。
 七月の、王仏冥合の初陣を、吾れは戦わん。
 先生の、本門の第一回戦。断じて戦って、報恩。決意、深にして大。
 午後、本部面接。邪宗の害毒に苦しむ人々を、まのあたり見る。正法と邪教。宗教の姿は同じようなれど、その善悪、幸不幸の本源的相違を、どうして人々は知らずや。全力をあげ、個人指導。
 六時――助教授会。いつも思う。自己の勉強不足を。
 帰り、品川で、友らと食事をして、帰宅。

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