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日蓮大聖人・池田大作

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昭和三十年(十月)  

「若き日の日記・上」(池田大作全集第36巻)

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30  十月三十一日(月) 曇
 形式に走り、形式に流される心を、保守というか。文は、過去のみを重んじ、未来への改革を欲せざる心をいうか。
 革新―――俗に世間でいう言は別として、真実の革新とは―――形式に流されざるを得ぬ社会の中より、真実の生気を出しゆく、即ち、妙法を唱え、新たなる、みずみずしい生命力を湧現して、自らを革命し、環境をも変えゆくことといえよう―――。
 本部幹部会―――豊島公会堂。
 時間、六時三十分より。
 終わって、常在寺において、大幹部会。
 先生より、深い功徳論の話あり。我々は、幸せである。
 自宅にて、種々反省。
 厳しく、御本尊様に、お詫び申す。
 来春の参院選のことを、心配する。
 運命戦でもある。仏天の加護を信ずるのみ。いや、美名にかくれた言語でなく、全魂を傾け、全霊を尽くして、初めて、仏天の加護を願うことだ。
 自己流の、価値論―――自我流の、信心利用の言語は、厳禁すべきだ。さなくんば、将来、広布の大道に、妄想の御書用語で、邪魔されることは、必然である。

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