Nichiren・Ikeda
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昭和二十九年(六月)
「若き日の日記・上」(池田大作全集第36巻)
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26 六月三十日(水) 曇時々俄雨
蒸し暑き日であった。
開襟シャツに着替える。開襟は活動的である。国会も、国連も、すべての官庁も、これにしたら、じつによいと思う。
世界的に、これからの時代は、必ず一年ごとに、形式は不必要となるだろう。
私も、一段と成長せねばならぬ。安易な考えで、いつまでも子供であってはならぬ。
未来の世界が、単純な世界でなきこと明白である。そのためにも、更に苦労し、鍛え、修行せねば‥‥。
客観世界からの響き、自己の苦悩の波、―――転々、自己の信念も、ややもすれば失いかける。
われは若い。未熟だ。青い。
非常に疲れ、大幹部会休む。叱られることであろう。学会一わがままな自分を猛省する。
銭湯に行く。帰りにすしを食ぃ、おやじさんと種々語る。信心を欲している様子。
早目に床に入る。野口米次郎を読む。
明日は七月である。
覚悟をさらに決めて進もう―――。