Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

昭和二十四年(五月)  

「若き日の日記・上」(池田大作全集第36巻)

前後
1  五月三十一日(火) 小雨
 人生には、あまりにも仮面者が多い。真実を尊しとしてゆかねばならぬ。特に青年は。一生、真実を追求しゅく人は、偉大なる人だ。
 戸田先生の会社に、お世話になって、早、半年。実に、波乱激流の月日であった。あらゆる苦悩に莞爾と精進しゆくのみ。生涯の師匠、否、永遠の師の下に、大曙光を目指し、信念を忘却せず前進せん。
 少年雑誌『冒険少年』七月号でき上がる。自分の処女作となる。純情なる少年を相手に、文化の先端を進む、編集を、自分の親友と念い、恋人の如く思うて、力の限り、向上発展をさせよう。
 「今日の使命を果たすべし」
 これ、将来に光りあらしめる所以なり。
 帰りに、新橋にて、映画を観賞。
 七時、起床。十二時、就床。
 若人は、豊かな心を、作り上げねばならぬ。寛大な生命を、持たねばならぬ。信心にて。

1
1