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日蓮大聖人・池田大作

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後記 「池田大作全集」刊行委員会

講義「方便品・寿量品」(池田大作全集第35巻)

前後
6  自我偈の結びの一節では、「毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身(毎に自ら是の念を作す 何を以てか衆生をして 無上道に入り 速かに仏身を成就することを得しめんと)」(法華経四九三ページ)という、仏の願いが記されている。
 仏のこの願い、すなわち、人々を幸福にする実践、幸福を阻む魔を破る実践で、仏の戦いに連なる行動を貫いてきたのが、創価学会である。この「毎自作是念」と同じ戦いを起こす人はまた、「仏の使い」「仏子」である。この実践こそ、仏の誓願であり、同時に、仏弟子の決意であることを名誉会長は、強調して本講義を終えている。
 どこまでも「民衆の幸福」を目的にしていく菩薩の誓願を貫く生き方を、万人に促し、内発の勇気と、不惜の決意と、開拓の智慧と、無限の希望をもたらす大いなる指標を示すのが、この「法華経方便品・寿量品講義」である。世界中の地涌の勇者によって、本書の精神が、ますます世界に広がり、時代を大きく変革していくことを確信してやまない。
                  二〇一〇年七月三日

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