Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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神通力如是。於阿僧祇劫。‥‥  

講義「方便品・寿量品」(池田大作全集第35巻)

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11  妙法の音声で民衆凱歌の時代を
 創価学会には、人生を生きぬく歓びの声、希望と確信ある声が、つねに響いています。まさに「諸天撃天鼓 常作衆伎楽」の姿です。一つ一つが人々を幸の音色で包む「経」であり、「声仏事を為す」(御書七〇八ページ)姿なのです。
 大聖人は「南無妙法蓮華経は師子吼の如し」と仰せです。日々、私たちが唱えるその大音声は、悲哀と嘆きの「哀音」を破り、民衆の凱歌の時代を確実につくっているのです。
 「雨曼陀羅華」心を喜ばせる曼陀羅華が、天から降り注ぐというのです。妙法の世界に降る天華です。これは、妙法に住する人、すなわち、地道に信心を貫いた人が、必ず、幸福と福徳の花に包まれ、諸天にも祝福されていくことを示しているのではないでしょうか。
 また、たとえば、子どもが何かで頑張った時、「よくやったね」とほめてあげる。それで喜び勇んで行えば、さらに力が出る。「心を喜ばせる」ことが「雨曼陀羅華」に通じていくのです。
 「散仏及大衆」。福徳の花は、仏にも衆生にも、平等に降り注ぎます。何の差別もありません。
 ここからも分かるように、仏も衆生も同じ「裟婆世界」の大地に立っている。永遠の幸福を実現する舞台は、私たちが生きている「今、ここに」あるのです。

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