Nichiren・Ikeda
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諸善男子。如来見諸衆生。‥‥
講義「方便品・寿量品」(池田大作全集第35巻)
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5 仏は師子奮迅の心で衆生を利益
時代は、まさに「楽於小法。徳薄垢重」享楽や利欲を追う、低い、小さな生き方が当然のような時代です。また、偉大な理想を持てないニヒリズム(虚無主義)の時代かもしれない。
こうした現代社会の真っただ中で、私どもは、最高の「大法」──大生命哲学を学び、信じ、行じている。「永遠」を見つめ、「人類」を救うために進んでいるのです。
これほど偉大な、福運に満ちた人生はない。だからこそ、妬まれないわけがありません。誤解や偏見や、少々の難は、ないほうが不思議なくらいです。堂々といきましょう! 私たちは胸を張って、人々の心を耕す作業を、ますます朗らかに展開していこうではありませんか。
なお、天台は、この「諸善男子。如来見諸衆生‥‥」の経文の意義について、釈尊在世の「師子奮迅の益物(衆生を利益すること)」(大正三十四巻一三一ページ)であると論じています。民衆を救う「師子奮迅」の仏の戦いを述べたのが、この経文なのです。広宣流布への「師子奮迅」の実践が、この経文を身で読むことになるのです。