Nichiren・Ikeda
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爾時世尊。従三昧。‥‥
講義「方便品・寿量品」(池田大作全集第35巻)
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15 ″友を救う″私たちこそ現代の舎利弗
法華経における智慧とは、たんに″頭がよい″ことではない。もっと深いものです。一言で言えば、「心が優れていること」です。「強き心」「広き心」「深き心」によってもたらされる「人間性」であり、「人格力」であるとも言えます。
大聖人は「賢きを人と云い」と仰せです。また、毀誉褒貶に揺るがずに、妙法を根本に、確かな生き方を貫く人が「賢人」であるとも言われている。(御書一一五一ページ)
カナダのある詩人も「無知な人ほど人を軽蔑する。知恵のある人は包容力をもつものだ」と述べています。
また、文底から言えば、信によって仏の智慧の世界に入り、戦う弟子となった「舎利弗」とは、仏の智慧の当体である南無妙法蓮華経を信受し、広宣流布に遁進する大聖人門下の姿にほかなりません。
大聖人は「今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は悉く舎利弗なり」と仰せです。友と語り、友を救うために、真剣に妙法を唱え、智慧を尽くしている皆さまこそ、現代の舎利弗なのです。