Nichiren・Ikeda
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大難を超える師弟の絆
講義「御書の世界」(下)(池田大作全集第33巻)
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15 池田 その人間の至高の絆が「師弟の絆」です。
大聖人は大難の中で、こう宣言されています。
「愚人にほめられたるは第一のはぢなり」そして「日蓮が流罪は今生の小苦なれば・なげかしからず、後生には大楽を・うくべければ大に悦ばし」とまでおっしゃっておられる。
広宣流布は師子の集いでなければ実現できない。民衆への法の拡大は和合僧がなければなしえない。その真の和合僧団が、この佐渡期に形成されていったと私は見たい。
嵐の中で、目覚めた弟子も本格的に呼応し立ち上がっていったのにちがいない。大難こそが真の広宣流布の和合僧を築いていったのです。
斎藤 ありがとうございました。佐渡流罪のイメージが積極的なものになりました。更に佐渡流罪をめぐり、佐渡期において大聖人が門下に示された重要な法理の一つである宿命転換について考察していただきたいと思います。