Nichiren・Ikeda
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「法華弘通のはたじるし」――人類救済の…
講義「御書の世界」(上)(池田大作全集第32巻)
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14 池田 この日のことは、戸田先生から幾度となくおうかがいしました。本当に、嬉しくて嬉しくて仕方がなかった、と語られていた。
日蓮大聖人滅後七百年間、誰人も成し遂げえなかった未聞の御本尊流布が拡大していった原点が、ここにある。この御本尊で民衆を救っていこうとする誓願があればこそ、日蓮大聖人の御精神が世界に広がったのです。
「観心本尊抄」の結論で仰せのように、御本尊は御本仏の慈悲の当体です。広宣流布の実践なくして御本尊を拝しても、真実の仏の大慈悲は通ってこない。
「日蓮と同意」「日蓮が一門」という、大聖人と同じ広宣流布の決意に立った時、大河のごとく、日蓮大聖人の大慈悲が滔々と流れ伝わるのです。
御本尊の功力は無限大です。汲めども汲めども尽きることがない。皆がこれまで受けてきた功徳でもまだ比較することのできない、無量無辺の広大な功徳がある。
その最大の功徳が、人類の宿命の転換です。その功徳を引き出すのが、創価学会の信心です。
そして、世界百八十五か国・地域に広がった地涌の菩薩の連帯が、御本尊の功力を馥郁と薫らせて、地球の無明を払うべき時を迎えたのです。