Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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難来るを以て安楽と意得可きなり  

講義「御書の世界」(上)(池田大作全集第32巻)

前後
14  「人間とはかくも偉大なり」の証明
 斎藤 このように大聖人が留められた範を、そのまま現代に体現してこられたのが、牧口先生、戸田先生、そして池田先生の三代会長です。があって、私たちも、この三代の精神に続いて「成仏の道」を確信をもって歩むことができます。これほど、ありがたいことはありません。
 池田 大聖人はどこまでも凡夫として振る舞われ、凡夫として大難と戦い、そこに成仏の厳たる軌道があることを示してくださった。ゆえに、幾多の難を勝ち抜かれた御姿は、「人間とはかくも偉大なり」との証明にほかならない。
 大難に耐え抜いて、「難即成仏」の大道を身をもって切り開かれた。凡夫成仏、人間勝利の真髄を示されたのです。
 であればこそ、「例せば日蓮が如し」、「日蓮さきがけしたり」、「日蓮と同じく法華経を弘むべきなり」、そして「わたうども和党共二陣三陣つづきて迦葉・阿難にも勝ぐれ天台・伝教にもこへよかし、わづかの小島のぬしら主等をど威嚇さんを・をぢては閻魔王のせめをばいかんがすべき」と、後は弟子が続くよう促されています。
 「勇気を奮い起こして私と同じ道を歩みなさい。そうすれば必ず成仏できます」との御本仏の御断言なのです。

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