Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「強き信心」で「大いなる希望」に生きぬ…  

講義「御書の世界」(上)(池田大作全集第32巻)

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13  池田 受持即観心です。果徳は、さまざまな姿を現すことが可能です。
 一つの言葉や像では表せません。当然のことながら、経典や仏像で描かれている色相荘厳の姿になるわけでもない。
 しかし、精神の面で、あえて言うなら、戸田先生が示された「大いなる希望」がそれに当たるでしょう。自らの内から起こってくる自身の成仏への確信と人生の意味の把握、また万人の成仏への確信が、その大いなる希望の内実です。
 森中 これまで論じられてきた「広宣流布の大願」や「自他共の幸福を願う心」が、それに当たりますね。
 池田 何があっても崩れない絶対的幸福ともいえます。
 斎藤 御本尊は、妙法蓮華経への信を一人ひとりが生涯、貫いていくために顕されたと拝せます。
 池田 一人の人の受持のためであるとともに、広宣流布のためでもあると拝せます。「法華弘通のはたじるし」と大聖人は仰せです。
 大聖人は、個人がこの妙法蓮華経の一法の受持を生涯貫いて、一生成仏していけるために、また、この信を一人から一人へと弘めて国土の成仏、平和を実現していくために、御本尊を顕してくださったのです。
 御本尊については、別の機会に改めて、詳しく拝していきたいが、この御本尊を明鏡として、私たちは受持即観心、信即成仏を実現していくことができるのです。

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