Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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心の空洞  

「随筆 人間革命」「私の履歴書」「つれずれ随想」(池田大作全集第22巻)

前後
4  “自然は真空を嫌う”という。
 同じように人間の心も、空洞の存在を知って耐えられはしない。雪山童子の求道の炎は、万人の鏡である。また、人間だれしも、たとえ意識しなくても、奥底では自身の“芯”となるべき確たる充足感を求めているものだ。どんなに上辺をとりつくろおうと、自己の正当性を強弁しようと、メッキはいずれはげ、空洞に気づくときがかならずくる。
 ジャヴェルの悲劇を繰り返さないためにも、人生の真実は何であるかを、つねに求め、見失わない日々でありたいものである。

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