Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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付・上巻 あとがき
「大いなる魂の詩」チンギス・アイトマートフ(池田大作全集第15巻)
前後
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この対談集は、三年前の初の出会いのさい、発案されたものである。以来三年間、周知のようにソ連情勢は、だれびとの予測をも上回る激動に次ぐ激動を重ねた。そのテンポがあまりに急なため、当時は新鮮に思えたテーマも、今では、はるか昔の出来事のように思えるものもある。たとえば「ブレジネフ・ドクトリン」として知られる制限主権論の放棄などが、それである。しかし、若干の手を入れるだけで、あえてそのままにしておいた。時局的な話題を取り上げても、私たちの問題意識は、つねに本質論に向けられていたからである。
しかし、本年(一九九一年)八月のクーデターとその挫折だけは、その意義の大きさからいっても、何としても、素通りしてすませるわけにはいかない。幸い、ルクセンブルクのアイトマートフ氏から所感が寄せられたので、私のそれと合わせて冒頭に配し、読者の便に供したしだいである。なお、分量などの点で、上・下分冊を余儀なくされた。下巻は、来春発刊を期していきたいと思っているので、ご寛恕を乞いたい。
一九九一年十月 池田 大作
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