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日蓮大聖人・池田大作

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1 西洋ヒューマニズムの背景…  

「21世紀への人間と哲学」デルボラフ(池田大作全集第13巻)

前後
14  オットー王朝時代
 十世紀なかばからドイツを支配したザクセン家のオットー一世(大帝)、二世、三世の時代。“オットー諸帝の文芸復興”といわれるように、文学、芸術が興隆した。
 キケロ
 (前一〇六年―前四三年)ローマの政治家、哲学者。博学と雄弁で知られ、共和制の擁護を叫んだ。彼の文章はラテン語の模範とみなされ、後代に影響をあたえた。
 ダンテ
 (一二六五年―一三二一年)イタリアの詩人。フィレンツェで国政にかかわって追放され各地を流浪しながら、叙事詩『神曲』、詩集『新生』等を著す。
 ミケランジェロ
 (一四七五年―一五六四年)イタリアの彫刻家、建築家、画家。大理石像「ダヴィデ」や、壁画「最後の審判」など、ルネサンス美術を代表する数々の傑作を残す。
 ホメロス
 生没年不詳。紀元前八世紀ころの古代ギリシャの詩人。二大叙事詩『イリアス』『オデュッセイア』の作者とされる。
 ヴェルギリウス
 (前七〇年―前一九年)ローマの詩人。美しい叙事詩『アエネーイス』を著す。第四回ラテラノ公会議 カトリック体制の強化を策し、ローマ教皇インノケンティウス三世がローマのラテラノ宮殿に召集。異端弾圧、第四回十字軍遠征などさまざまな議題を決議した。
 カール・バルト
 (一八八六年―一九六八年)スイスの神学者。“危機神学”を説き人間に対する神の超越と自由を主張。“存在類推論” 中世のトマス・アクィナスらは、被造物の存在と神の存在のあいだに類推が成立するとした。ここにはギリシャ的な思想が反映している。
 “言語類推論”
 バルトは、神と被造物とは有と無に等しい相違があり、したがって両者間には存在の類推は成立せず、ただ神の言葉(啓示)を中心にした信仰的な類推が成立するだけとする。
 ウンベルト・エーコ
 (一九三二年―)イタリアの記号論学者、作家。ボローニャ大学に創設された記号論講座の初代教授。サン・マリーノ大学国際記号論・認知科学研究センター所長も兼務。
 ルター
 (一四八三年―一五四六年)ドイツの宗教改革者。一五一七年、ローマ教皇許可による免罪符を批判した九十五カ条の提題を公表、宗教改革の発端となる。
 エラスムス
 (一四六六年ころ―一五三六年)オランダ出身の人文学者。『痴愚神礼讃』を著し、当時の貴族、聖職者を風刺、のちの宗教改革にも影響をあたえる。
 ラファエロ
 (一四八三年―一五二〇年)イタリアの建築家、画家。聖母子像、バチカン宮殿の壁画などに傑作を残す。サン・ピエトロ寺院の建築主任もつとめた。

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