Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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注解  

「生命と仏法を語る」(池田大作全集第11)

前後
8  ら行
 羅什三蔵
 中国姚秦(後秦)代の訳経僧。鳩摩羅什のこと。七歳で出家、諸国を遊歴し仏法を学び、国に帰って大乗仏教をひろめた。その後、国師(僧官)の待遇を得て多くの訳経に従事。代表的なものに『妙法蓮華経』八巻、『中論』四巻など。
 歴劫修行
 爾前(法華経以前の教え)の菩薩、二乗(声聞・縁覚)が無量劫(計りがたい長遠な時間)にわたって修行すること。直達正観に対する語。
 竜樹菩薩
 生没年不明。一五〇年~二五〇年ごろの南インドの大乗の論師。大乗教の諸経典を注訳し、理論的基礎をあたえて大乗思想の振興に大きく貢献した。著書には『中観論』『十住毘婆沙論』『大智度論』などがある。
 六訳
 法華経の漢訳本のこと。六種類の訳のうち三訳だけが現存するので六訳三存ともいう。そのうち羅什三蔵訳の妙法蓮華経がもっとも正確な名訳として著名である。
 六根
 眼・耳・鼻・舌・身・意の六つの感覚・認識器官のこと。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の感覚と意識をつかさどる作用をいう。根とは生命が対境に即応する作用を有するものの意。

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