Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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大学の未来はどうあるべきか
「第三の虹の橋」アナトーリ・A・ログノフ(池田大作全集第7巻)
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池田
学問の発達は、細かく専門分化する傾向にあり、事実、今日にいたるまで、そうした細分化をたどってきましたが、今日、いわゆる学術間の協力ということが、さまざまな面で求められ、また事実、行われて、幾多の成果を上げています。その機縁になったのは、かつては戦争――私たちにはそうした機縁はまったく必要ありませんが――であったわけですが、最近は環境破壊等の深刻化が要因になっています。私は、さらに、一人一人の人間が幅広い見識をもつことが必要になっており、大学教育もその方向をめざしていくべきではないかと考えています。
ログノフ
学問と教育の中枢機関たる大学の任務は、何よりもまず、広く、深く思索することができる人間、深遠な理論的知識と、科学的研究の成果の実施応用を展望する能力とを結びつけることができる、全面的に訓練された人間を不断に育成することであります。そのようなスペシャリストの養成は学部学生の水準でも、大学院生の水準でも、さらにはまた、教師の水準でも明確な目的意識をもって行われなければなりません。とくに教師の専門能力の向上は今日ますます重要視されています。
私の考えでは、将来、社会生活の全領域にわたって大学の影響力が強まるにつれて、その役割も高まると思います。
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